
「国債」とは何か。おそらく多くの人が「国の借金」と答え、いい印象は抱いていないだろう。しかし、国債が経済においてどのような役割を果たしているかはあまり知られていない。実は国債の仕組みがわかれば、いま日本経済で起こっている変化を理解するのが容易になるのである。国債の定義、価格決定メカニズム、発行方法、主要投資家(日銀、銀行、生命保険会社等)の役割、そして金融政策との関連性について等、日本における国債の仕組みを入り口に、債券や証券、日銀の市場操作などの金融政策、銀行や生命保険の運用などの解説を通して、日本経済の見方が身に着く入門書。
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2025/3/31 23:59 まで有効
本書は、国債取引の仕組みについて、証券会社のトレーダーの目線から考えるという斬新な構成になっている。証券会社出身の筆者の経験が生かされている一冊と言えるだろう。国債取引については、経済学の教科書で学ん...
1. 日本国債市場の特性
- 国債市場の流動性: 日本国債市場は、証券会社によって提示される売り価格と買い価格が存在し、原則として24時間取引が行われている。市場参加者の多くが日本人であるため、朝に活...
●読前#はじめての日本国債
言葉上では「国の借金」と理解したつもりになっている「国債」。その仕組みを理解しているかと自問すると「ごめんなさい、実はわからない」と答えざるをえない。ひとまず本書に目を通せ...