互いの利益のため、世間を欺いて――【偽装結婚】
880円(税込)
240円相当病めるときも健やかなるときも愛し合わないことを誓います。「世間の目を欺くために、俺と結婚してください」彼氏、いない。...
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【夫・百瀬柊】大手出版社の編集者。既婚者への不毛な片想いを続けるために、結婚を隠れみのにしたいと考えており、偽装結婚の相手を探していた。
【妻・大加戸明葉】デザイン事務所で本の装丁などを手掛けるデザイナー。祖母の小料理屋を守るため、早急に300万円が必要になり、婚姻届を担保に柊から300万円を借りる。
▼ポイント▼
きれい好きで共同生活のルールにも厳しい百瀬さんにはじめは一緒に暮らすなんて無理だと感じていた明葉ですが、兄嫁という身近な人物に長年片想いしていて、時折見せる切ない横顔がほっとけない…! 不意に見せる弱った表情にキュンとしてしまいます。
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【夫・レオン・J・ウィンターソン】吸血鬼ハンターの伯爵。吸血鬼を見分けることができる力を利用するためにエスターを花嫁にするが、その真意は……。
【妻・エスター・メイフィールド】普通の少女だと思って16年間生きてきたが、実は吸血鬼と人間のハーフ(ダンピール)。貴族の養子となってから行方知れずとなった双子の弟を探すため、レオンの花嫁となる。
▼ポイント▼
実はレオンは以前からずっとエスターを見守っていて、エスターのことを心から愛していたというのが最高の胸きゅんポイント!(3巻の過去エピソードは必読) でもエスターはあくまで仮初めの夫婦だと思っておりレオンの想いがうまく伝わらない……という2人の掛け合いがかわいいです!
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【夫・桐島士朗】24歳。リストラにあい、彼女にも振られてやけ酒していたところ、良い就職先があると亜衣に声をかけられ専業主夫に。
【妻・石村亜衣】28歳。雑賀総合病院に勤める外科医。煩わしい縁談を断りやすくするためバツイチになりたくて士朗と結婚しすぐ離婚しようと思っていた。家では常に全裸。
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くだらない理由で結婚→即離婚という亜衣の策略に「思い通りになってたまるか!」と離婚を拒む士朗でしたが、変わり者だと思っていた亜衣が実は愛情深い女性だと知り(そして性格以外はタイプだということもあり)結婚生活を続ける中で情が湧いてきます。とにもかくにもハチャメチャな結婚生活ですが、仕事相手という認識とはいえ互いを信頼し支え合う関係って、実は理想の夫婦かも……?
特殊な雇用関係!? 【雇われの偽花嫁】
▼このお話の夫婦▼
【夫・天堂雅人】「生きては出られぬ」という噂のある名家・天堂家の令息。嫁いできた伯爵令嬢の蘭が偽物だとすぐ見破るが、変わり者の蘭に興味を持ち偽の花嫁を続けるよう命令する。
【妻・蘭(偽)/らん】本来の雅人の婚約者・鳳城蘭を逃がすために身代わりとして天堂家へ入る。人を助けて死ぬことが望みだったが、しだいに雅人を守りたいと思うように……。
▼ポイント▼
不穏な噂が絶えず、様々な思惑が渦巻く天堂家。その中で孤独に戦う雅人さまを守って差し上げたい――。雅人さまは天邪鬼で心情もわかりづらいですが、らんのことをかわいいと思っていることは確実だと思います…! 山育ちで色恋に疎いらんの、徐々に変化していく雅人さまへの気持ちにも注目です。2人が結ばれるまでには困難が多そうですが……幸せになってくれ~~!
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【夫・珀 黎翔(はく れいしょう)】冷酷非情で有名な通称“狼陛下”。素顔は小犬のようなかわいい性格だが、実はどちらも本性。縁談を断るための臨時バイトとして雇った夕鈴のことを非常に気に入っている。
【妻・汀 夕鈴(てい ゆうりん)】高額バイトにつられて狼陛下の臨時花嫁に。陛下との夫婦演技に日々ドキドキさせられている。
▼ポイント▼
臨時とはいえ花嫁として精一杯に陛下の味方でいようとする夕鈴と、妃という立場上、危険が付きまとう夕鈴を守る陛下。互いに支え合う姿はまるで本物の夫婦のようで……。臣下をだますため、毎回夫婦演技でイチャイチャする(主に陛下が甘い言葉をささやく)2人も必見です!
▼このお話の夫婦▼
【夫・芦田蒼一郎】芦田財閥の御曹司。期日までに妻をめとれば祖父から財産を譲り受けられるという約束のために純を買う。決して愛し合わないと純に宣言するが、だんだん純のことが気になってしかたなくなる。
【妻・北村純】貧しい家で血のつながらない小さい子たちを育てながら生活をしていたところ、放蕩な兄の作った借金を肩代わりしてもらう代わりに蒼一郎の妻となる。貧乏ゆえに教養はないが、何事にも一生懸命で純粋な性格。
▼ポイント▼
貧乏だった純のシンデレラストーリーではありますが、財閥の御曹司でありながら妾腹の子として親戚から冷たく扱われていた蒼一郎の波乱の人生、純をめぐる蒼一郎の親友・望(彼、かなり強烈です)とのドロドロの三角関係など、とにかく盛だくさんな内容で最初から最後まで怒涛の展開が続くので一気に読み進めてしまいます! 明治時代特有の華やかさやゴージャス感も満載です。
第3者に決められた婚姻ではあるけれど……【政略結婚】
770円
385円(税込)
105円相当異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がなかった娘、斎森美世。能力を開花させた異母妹に使用人のように扱われていた...
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【夫・久堂清霞】帝国陸軍少佐。冷酷無慈悲として有名で、これまでも何人もの女性が三日ともたずに結婚を諦め去っていった。美世はこれまでの女性とは違うと感じている。
【妻・斎森美世】異能の家系に長女として生まれるが、継母と異母妹に下僕のように扱われて育ったため、遠慮がちであまり感情を表に出さなくなってしまった。
▼ポイント▼
実の母親が亡くなってから愛情を受け取ることがなかった美世にとって、清霞さんのちょっとした言葉や贈り物すら涙を流すほどうれしいものでした。そんな美世に、清霞さんもこれまでの女性たちには感じなかった感情が芽生えていきます。異能にまつわる秘密や人々の思惑がからんできますが、2人の結婚が幸せなものであるよう見守りたいです。
583円(税込)
159円相当「男になんて夢はナシ!堅実に生きていく!」それが、ほとんどごく普通のOL・小鳥遊千和の信条。父親の作った借金を返すため...
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【夫・間宮北斗】28歳。間宮商事の社長。会長である祖父から千和との結婚を条件に社長の座を認められる。仕事はできるが生活能力がなく部屋が超汚い。
【妻・小鳥遊千和】22歳。間宮商事で働く普通のOL。父親の作った借金を肩代わりしてもらうために北斗と結婚する。22年間ほぼ彼氏なし。
▼ポイント▼
愛がない結婚とはいえ、夫婦になって互いに好意を持ち始めたらキスして最後まで……と、とんとん拍子にうまくいくわけではない! 俺様の北斗に振り回されている千和ですが、どこか抜けてて鈍感な千和にはいつもの余裕がなくなる北斗……翻弄されているのはどちらなのやら。
▼このお話の夫婦▼
【夫・リヴィウス一世】晴れの大国の太陽王。まだ子供だが即位して3年で世界征服をした天才少年。冷酷無慈悲と言われていたが、ニケに出会ってから変わっていく。
【妻・ニケ・ルメシエ】雨の公国の第四公女。雨がみたいという理由だけで自分をめとったリヴィウスに腹を立てるが、不器用な優しさに次第に惹かれていく。雨を呼ぶ能力がある。
▼ポイント▼
幼くして王になったリヴィウスは、自分にとって世界とは「害をなすもの」「征服すべきもの」でしかありませんでした。でもニケに出会って、虹や花を美しいと思えるようになるんです。大人びててもまだ子供で、たまに余裕がなくなるリヴィウスにきゅん……。年下男子好きの方にもオススメです!
▼このお話の夫婦▼
【夫・月島暁人】27歳。弁護士。宵の祖父の遺言で宵と結婚する。実は宵のことを本気で好きだが、自信がなく想いを告げられずにいる。
【妻・三条宵】17歳。幼いころからの憧れのお兄さんだった暁人と結婚できて嬉しい反面、暁人は三条の屋敷を守るためだけに自分と結婚したと思っている。
▼ポイント▼
祖父の遺言により結婚することになったので、愛がない結婚から始まったように思われますが、実は想い合っている2人。ところが互いに相手が自分を好きではないと思い込んでいるために両片想いの夫婦となります。特に暁人が宵を溺愛しており、いつか2人の想いは通じてハッピーエンドになるんだろうな……と思いきや、2巻で宵のある秘密がわかって……!?
愛し合って結婚したはずなのに……【番外編・不倫】
594円(税込)
162円相当愛。裏切り。絶望。――いつも大人の恋は、不条理だ。35歳の爽(さやか)は、優しくて完璧な夫とふたり暮らし。結婚して10年...
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【夫・一真】広告代理店勤務。爽を気遣う優しい夫のようにふるまうが、爽の友人と不倫している。
【妻・爽(さやか)】女性ファッション誌の編集部勤務。結婚して10年経ち、子供がほしいことを一真に相談するが断られる。不倫は絶対に許せないと考えているが、高校時代の元カレと再会し動揺する。
▼ポイント▼
たとえ愛し合って結婚しても、相手を一生愛さないといけないと法律で決まっているわけではない――。一真の不倫相手である瑠衣がいかにも性悪という感じで、ドロドロの展開から目が離せません。結婚相手を愛せなくなってもまだ夫婦を続けているのなら、それも偽装結婚と変わらないのかも……?