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アルカス公爵が難民だったミエルを救った瞬間、彼女の心に小さな恋心が芽生えた。それはやがて立派な片想いに育つが、彼女は公爵への気持ちを隠し続けた。そして8年後… 「私と結婚しよう」有能な補佐官となった彼女に主君は言った。 戸惑うミエルに「君が一番後腐れなさそうだ」と、主君はいつもと変わらぬクールな表情で続けた。そう…彼が望むのは、甥に爵位を譲るまでの期間限定の公爵夫人…見せかけだけの契約結婚だった。後継者さえ産まなければ弟たちの教育も、家の借金も全て公爵家が面倒を見るという破格の条件に、ミエルは家族のためなら自分の感情を隠し通してみせると、契約結婚を承諾する。ところが公爵様の態度がたまに紛らわしくて… ひょっとして公爵様も私のことを…?
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