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「私はあの日、我が身を売った――」時は戦国、異国の街でキスを交わす男女ふたり。これは歴史の荒波にのまれながら、自由を求め互いを愛し抜いた夫婦の物語。夫はポルトガル商人。妻は日本人、そして“奴隷”だった…。勝気な少女・龍(たつ)は、家族同然に育った志野を追いかけ長崎港の貿易船に乗りこみ、精悍な青年・レオと出逢う。奴隷として船底に押しこめられ、船員の卑劣な行為に傷つけられる女性たちを前に龍は――!?『青に、ふれる。』の著者が“日本人奴隷”の史実を織りまぜ紡ぎだす、大河ロマン×ラブストーリー!!