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「ビアトリスは強引に俺の婚約者におさまったんだ。俺は最初から不本意だった」。婚約者であるアーネスト王子がそう言っているのを知ってしまった、嫌われ者の公爵令嬢ビアトリス。彼女は王子と距離を置くことを決意する。「そういえば私は今までアーネスト様にかまけてばかりで、他の方々とあまり交流してこなかったわね。もったいないことをしたものだわ」。そう気持ちを切り替え、美貌の辺境伯令息や気のいい友人たちと学院生活を楽しむ彼女に、今まで塩対応だったアーネストが、なぜか積極的に絡んでくるようになり――!?
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