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「わたしがまだほんの小さなころ、ママは仕事があるので、わたしのめんどうをみるためにおばあちゃんが家にやってきました。寝つきのわるいわたしに、おばあちゃんはいつもお話をしてくれました。わたしはいつもそれを子守唄がわりにききながら眠りました。大きくなったわたしは、怖い話をせがむのですが、おばあちゃんのお話は古くさくてちっとも怖くなくって……」。表題作他、「老人の日」「よい子の街」の3作品を収録した中編集。じわじわとした怖さが、子供の頃のノスタルジーと共に迫ってくる、著者独自の世界!
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