複雑に交差した人生の中で苦しみもがく登場人物たち。
善と悪を安易に区分けしようとする読者の目を欺く手練にいつもながら感服です。救いのないような物語のはずなのに、ぽっと温もりが残りました。
久しぶりにま...

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投稿したレビュー
- 2024/5/30petとfish 是非続けて読んで続きを読む0件
- 2022/9/21ついに終わってしまいました
でも人生は続くのですね。全4巻、成長しているようなしてないような幸子。いいえ、彼女に成長などして欲しくない読者の気持ちは、結局柘植さんの手のひらで転がされていたのです。コロコロ転がされて痛快な読書でし...
続きを読む0件 - 一番乗り2022/7/31一服の清涼剤
本当に疲れた時でもサラッと読めてスーッと頭と心に沁みていきます。常に良い話に落ち着くので飽きそうかと思うのですが、習慣や振る舞い、反応が訪れる場所によってさまざまで、1巻に続き充分楽しめました。割と元...
続きを読む2件 - 2022/6/12
前作から時間が経ち、あれこれを思い出しながら1、2巻は手探りで読み進んでいたが、3巻になって波に乗ってきた。そうなると三宅さんの作品は俄然面白くなる。後はこの世界に身を委ねるだけよ。
1件 - 一番乗り2022/4/30奇妙な味わいの短編集。
着想が非常にユニーク。同様の作品を描く漫画家の絵柄に似ているのが気になったが、他の作品を読んでみて、ストーリーごとに絵柄が少しずつ変わる事に気づき、この人はとっても器用なんじゃないかと思った。器用さ故...
続きを読む2件 - 2022/4/30「ペット」の続編。
「ペット」の続編が出ていたとは。危うく知らずに済ます所でした。
三宅乱丈さんの作品はストーリーが入り組んでいて始めは入り込みにくいのですが、読み進めていると分かりにくかったアレコレが突然ストンと嵌まる...続きを読む3件 - 2021/5/20
人が徐々にそしてある日完全に動物に変わっていく病が流行る世界。切ないながらも希望を感じられる、お涙頂戴にとどまらない骨太の物語です。残念ながら作者のご病気のため中断されています。続きを待っています。
0件 - 2021/5/20
2巻で終わりとは寂しい限りです。しかしこの作者にはきっと日々珍奇な体験が続きそうな予感がします。いずれまた続編を出していただきたいものです。
0件 - 2021/5/20
きっと作者の背後には笑いの神様がついているのでしょう。どうすりゃあそうなるんだか、というような結果に転がり落ちる様はもう神業としか思えません。憂鬱な気分も驚嘆と笑いで吹っ飛びました。
0件 - 2021/5/20
6巻目でも全く勢いが衰えず。流行りに乗っかるだけの動物作品も多くあるなか、作者の真の動物好きが伝わるエピソードの数々。安心して同意の頷きと共に笑って楽しめます。
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