1980年代「週刊少年ジャンプ」(以下「ジャンプ」)が400万部を突破した時代に「ジャンプ」を支えていた人気作『魁!!男塾』。作者によると『天より高く』に剣桃太郎を登場させたところ、読者から圧倒的な支持を受け手応えを感じ、続編である『暁!!男塾-青年よ、大死を抱け-』を描き始めたといいます。その後『男塾』ワールドは広がり続け、『極!!男塾』では「魁」組、「暁」組、「極」組と3陣営が太陽系以外の惑星から地球に迫りくる宇宙人・スサノヲに対峙します。さらに『ボギー
THE
GREAT』『世紀末博狼伝サガ』『瑪羅門の家族』といった作品からも主要キャラが登場し、さながら宮下あきらスーパー大戦の体を見せます。ことにボギーこと花田吾作と瑪羅門凱、瑪羅門翔、瑪羅門龍の三兄弟が対峙する場面は、宮下ファンなら狂喜する場面だと思います。『極!!男塾』はそれまでの『男塾』シリーズとは一線を画したスケールの大きさや荒唐無稽さが作品を際立たせる大きな要素となるのです(個人的には老人として描かれた伊達に衝撃を受けましたが、その後はさらなる超展開があるのでご一読をオススメします。