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サラリーマン金太郎 エピソード年表&人物紹介!

スーパーサラリーマン・矢島金太郎の足跡を追う!!

常識に捉われない行動と発想、人間としての器の大きさで周囲を圧倒しながら、周りの人間を惹きつけていく矢島金太郎。金太郎の印象的な台詞とともに、ヤマト建設での活躍を振り返ります。

ヤマト建設入社(1~5巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (1)』 - 漫画
・エンピツ削り
・社員見習いから正社員に
・荒船山トンネル開通事業
TOPICS1 ◆ 金太郎、ヤマト建設へ入社する
(第1巻より)
「俺をじいさんの会社に入れてくんねえか…… 俺一度やってみてえと思ってたんだ。 サラリーマンってやつを」(第1巻より)
「あんな気持ちのいい笑顔をワシは今まで見たことがない」と述懐する株式会社ヤマト建設会長・大和守之助。 お忍びで釣り旅行に出かけた守之助は、操船していた船が途中でエンストを起こし、沖へと流されてしまう。 命運つきたと思っていた守之助のもとへ、潮に流されながらも懸命に7時間以上泳ぎ続けた青年がいた。 この青年こそ亡き妻の遺言を守りサラリーマンへと転身する矢島金太郎。 すべてはこの笑顔から、伝説は始まった。
(5~7巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (5)』 - 漫画
・東北支社へ赴任
・ナビリアに出張
TOPICS2 ◆ NM96マイクロウェーブ送信局建設工事
(第10巻より)
「どんなに自分にとってひどい結果でも、それを受けとめた時それは自分の血となり肉となって自分の次への力になるんだ……自分を成長させる力だ」 (第10巻より)
東北での仕事を終えた金太郎の次の仕事は、ナビリアでのマイクロウェーブ送信局の建設。 自分の持っている常識とはまったく違う常識が世界にあることを知り、 労働者の確保すらままならない現場で、身も心もボロボロになりながら指揮を執る。 やがて、持ち前のド根性と器の大きさを現場の労働者も認めるところになるが……。 「どこの国で、生まれ育とうとも人間同士はうまくやっていける。人間には心があるからだ……何人でも人間の心は同じに出来ているんだ」(ハシリ)
(13~16巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (13)』 - 漫画
・係長に昇格
・YMTランド出向
(16~17巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (16)』 - 漫画
・新入社員研修
・労働組合委員長となる
・社資編集室へ異動
・リストラ社員で会社を作り社長に
TOPICS3 ◆ 金太郎、リストラ組合員で新会社を作り社長となる
(第17巻より)
「会社に自分の運命を依存するのではなく…… 自分の道は…… 自分の力で切り拓いてみようじゃないスか」(第17巻より)
ヤマト建設の社員として、また労働組合の委員長として窮地に追い込まれた金太郎だったが、黒川社長のメールにヒントを見つけ、YMTランドを買収するかたちでリストラ社員による新会社を設立する。 1年で軌道に乗せた金太郎は、YMTランドをヤマト建設に吸収合併させることで、ヤマトのリストラ社員をヤマトの社員として復帰させることに成功する。 「なんにしてもこれからだが……金太郎は堂々と陽の当たる場所を歩いていってるよ」(伊郷龍造・ヤマト建設取締役)
(17~21巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (17)』 - 漫画
・ヤマト建設社長室長
・鹿児島へ左遷
・本社営業本部第2営業課長補佐(朝倉英雄事務所私設秘書)
TOPICS4 ◆ 再び新入社員研修を行う
 (第21巻より)
「とりあえずだ……お前ら全員……辞表を書け!! その理由はだ!! 会社って猿回しが首に巻きやがったヒモをぶち切り 野生のサルになる為だっ!!」 (第21巻より)
選挙後、本社へ復帰した矢島金太郎。ヤマト建設は、鷹司プロジェクトに参加し動き始める。 しかし、金太郎はプロジェクトを外され、昨年に続いて新入社員研修を任される。 研修後、このままサラリーマンを続けることに停滞を感じていた金太郎は、妻・美鈴の言葉に励まされ、いま自分がやりたいことを貫くため辞表を提出する。 「あの子……ひょんな事からサラリーマンになって 順序は逆でも 本当に目覚めたんですよ。自分でも思ってもいなかった世界に飛び込み その世界に惚れ込み 今 切実に必要を感じて 思い切ってスタートを切り直そうとしているんですよ」(大和守之介会長夫人)
(21巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (21)』 - 漫画
・2回目の新入社員研修
・アメリカに留学
・ヤマト建設退社
株式会社ヤマト入社(23~24巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (23)』 - 漫画
統括としてアクアライン未来都市構想を立案、実現に向けて動く
(25巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (25)』 - 漫画
・北海道支社長
・休職(アマゾンへ)
(26~27巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (26)』 - 漫画
・ヤマト中央建設社長室長
・辞職
TOPICS5 ◆ 社長室長に再任される
(第26巻より)
「自分より強えと思う相手と喧嘩になりゃ手は二つしかねえスよ!!  死ぬのを覚悟で万に一つの勝ちを拾うか!? 尻尾丸めて子分に なっちまうかだ!!」(第26巻より)
「自分より強えと思う相手と喧嘩になりゃ手は二つしかねえスよ!!  死ぬのを覚悟で万に一つの勝ちを拾うか!? 尻尾丸めて子分に なっちまうかだ!!」 (第26巻より) アマゾンから帰国した金太郎を待っていたのは、再び社長室長就任の辞令だった。 ヤマトはインテリジェントビル技術を持つ中央建設との合併を成立させ、業界7位に躍進する。 しかし、中央建設は業界大手・加柴の息がかかっており、今後の事業展開次第では、加柴がヤマトを飲み込む可能性があった。 「丸山社長に命を賭けて尽くせ……そして丸山社長の命(タマ)をつかまえろ それがおまえの戦いだ」(伊郷龍造・ヤマト中央建設会長)
(27~28巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (27)』 - 漫画
・ヤマト中央建設総務部長
・大和守之助会長が凶弾に倒れ、サラリーマン放棄
・コンドームの訪問販売員としてサラリーマンに復帰(29巻)
東紅株式会社入社(29~30巻)
表紙『サラリーマン金太郎 (28)』 - 漫画
・建設労働者ネットワーク構想実現に向け動く
・東紅株式会社退社
・インターナショナルバンクの面接を受ける
TOPICS6 ◆ 東紅株式会社の面接に臨む
 (第29巻より)
「面白くないスかね…… そういう……常識外れなバカを雇ってみるのって……」 (第29巻より)
大和守之助会長の死後、前妻の実家で漁師をしていた金太郎。 守之助の残した一通の手紙が金太郎をサラリーマンの世界にふたたびいざなう。 一流商社である東紅にアポイントをとることもなく、履歴書と昨日までの訪問販売の実績だけで面接に臨む金太郎だが……。 「今、日本中のサラリーマンに元気がない。ヤマトがどうのではなく、お前は元気だ。お前は……日本の元気だ」(大和守之助会長の手紙より)

サブキャラクターから見る
『サラリーマン金太郎』の世界

『サラリーマン金太郎』の魅力は、主人公・矢島金太郎の破天荒な活躍のほかに、個性豊かなキャラクターが織り成す人間味溢れるドラマ。
ここでは、金太郎以外のキャラクターに焦点をあて、その人物を象徴する台詞とともに紹介します。

大和守之助

ヤマト建設創業者にして、現会長。金太郎の人柄に惚れ、ヤマト建設への入社を認める。

12巻87ページ
「我々は10年 20年先を見通し 今現在を犠牲にしてでも新しい種を植えているんだ。そのための人材、技術革新・・・・・・・世界における客観的日本の立場に投資している」(12巻、ヤマト建設のメインバンク・東京昭和銀行の行員に対して)

黒川優作

創業からの叩き上げにして大和会長の右腕。金太郎をサラリーマンとして早くから認める。

3巻189ページ
「将来君達が幹部になって人の上に立つ時 大将の条件を教えよう。それはたったふたつだ……ひとつは……正直であるということ……もうひとつは気前がいいということだ。気前良さということは出来る範囲で金を出しおしむなということもそうだが 下の者に対し……自己を犠牲にしてでも守ってやるという精神だ」(3巻、ヤマト建設新入社員入社式に際して)

末永美鈴

政財界の大物が集う社交場「ジャルダン」のママ。金太郎と結婚し良き妻として家庭を守る。

21巻222ページ
「自分の亭主の将来に投資する女房っていてもいいと思わない?」(21巻、このままサラリーマンを続けるか悩む金太郎に)

伊郷龍造

ヤマト建設東北支社・副社長。金太郎に若かりし頃の自分の姿を重ね、厳しくも親身に導く。

21巻75ページ
「がむしゃらに働くサルが目の前にある困難をぶち破り生産をして行く。実際に実を成すのはサルなんだよ。だが 猿回しががむしゃらにサルになった時サルは負ける。またサルががむしゃらさを失い……自分を否定したらサルはそこで終わりだ!!」(21巻、サラリーマンであることに行き詰まりを感じ始めた金太郎に)

三田善吉

日本の総会屋を束ねるフィクサー。「ジャルダン」の末永美鈴を金太郎に引き合わせる。

3巻169ページ
「お前の感情を優先させたバカな行動が他人を巻き込んだ時どう責任をとる? 答えろ!!」(3巻、大和会長に連れられ初めて会った三田善吉に)

中村加代

日本の裏金を一手に引き受ける資産家。パチンコ店で知り合ってから、金太郎を気に入る。

12巻173ページ
「つぶれろ……お前の所の様に仁義を心得ぬクソ銀行は潰れてしまえ」(12巻、ヤマト建設のメインバンクであった東京昭和銀行の頭取に)

本城勝

全国の暴力団トップに君臨する山王会総裁。金太郎の父親・照男に救われた過去を持つ。

28巻189ページ
「人間のしがらみの中で戦って生きて行くのは人の屍の上を歩いていく事だ」(28巻、サラリーマンを放棄することを告げに来た金太郎が去ったあとで)

鷹司誠士

東大法学部卒、通産省を経て、黒川社長の紹介でヤマト建設入社。金太郎をライバル視する。

5巻138ページ
「お互い違う仕事だがともにがんばろう 暴走族の金ちゃん……」(5巻、社員食堂で金太郎に出会い)

©本宮ひろ志