キュンとしたというよりも王子的には「衝(笑）撃の出会い」ということでご紹介です。クールなイケメンだけど可愛いものとお尻が大好きな辺田先生(攻)が、真に愛でる事が出来る【ドＭなハートと究極の尻をもつ、タフで淫乱なかわいこちゃん】を求めていたある日、病院の入り口に「尻に異物が入ってしまった」といって倒れていた美尻ノンケ青年（ただし、おっぱい大好きのクズノンケ：受)郁哉と出会うシーンです。仕事は出来るが女（おっぱい）好きのトンデモダメ男、郁哉に振り回されまくるのにハンパない母性で包み込みつつドＳを発揮する（ＳＭのＳはサービスのＳ）辺田先生に感情移入すること間違いなし！

オメガバースと年の差恋愛を題材にした本作。主人公の千夏は自分の性別をアルファだと信じて生きてきたんですが、はるかと出会った瞬間に自分がオメガだと知ってしまう。でも、運命の番（つがい）であるはるかはいたいけな小学生で…。この出会いシーンは、2人の切ない恋の始まりでもありました。

BLって単純に男同士がいい！ってだけじゃなくて、その2人でしか生み出せない関係性が良い…って思うことが多いのですが、この作品は特にそれを強く感じました。天羽はジョゼの事を愛しているのですが、その愛し方が独特で、この出会いのシーンにもよくあらわれています。自分にとって圧倒的な存在に出会ったとき、自分だったらどうするだろう…と真剣に考えてしまいました…。不思議な二人の関係に引き込まれること間違いなしです。そして私はあとがきを読んでより納得しました。何度も読み返した1冊です。

捨て猫がきっかけで知り合った高校生・和雄と小学生・北原くん。無愛想だけどクシャッと笑う顔がかわいい北原くんに胸がキューンとなる和雄。歳の差はもちろんのこと相手が男ということに日々葛藤していると、高校の先輩（男）にもせまられて？！北原くんへの想いと先輩の間でゆらぐ和雄の心…。そんな2人の運命的な出会いのシーンがこちらです！捨て猫に対して残酷な事を言う北原くんですが、毎日学校帰りに世話をして猫がもらわれていくのを見届ける男気が素晴らしい…！登場人物がみんな個性豊かでほんわか心が温まる作品です。

通勤・通学の電車や近所のスーパーなど、自分の生活圏内でよく見かける、他人だけど顔は何となく覚えている人っていますよね。本作の澄山は、昼夜逆転の生活をしていて寝る前の早朝に近所を散歩するのが日課。その散歩コースをいつも走っている高校球児がなんとなく気になって…という出会いから始まるストーリー。もしかしたら今もどこかで起こっているかもしれない恋の始まりだなぁと思いました。

あまりにも出会いのシーンが強烈過ぎて思わず爆笑してしまいました。でも、そのままの流れで全て読んだら、日本の常識が一切わからない未開の地のネイティブであるカルタカと、ホームステイ先に上司命令で決められてしまった稜一郎が紡いでいくピュアなラブストーリーに心を癒やされました。車に乗ったら暴れ、スマホやテレビに驚き、水洗トイレに恐れるカルタカ…といった衝撃と、そんな衝撃を優しく支える稜一郎の関係はとにかくピュア。さらに始めは言葉が通じないのですが、カルタカが勉強して初めて話した日本語がこれまた誠実で感動的。ぜひ皆さんも読んで感動してほしいですね。

他人を全く受け入れられないコミュ力皆無の若葉と、押して押して押しまくる吉川。この二人が恋愛しようとしたら…？？？ 波乱に満ちた二人の、波乱の始まりがこちらのシーン。 「えええええええ！」と思わず声が出てしまいました。 ――が実は、これはまだまだ序の口！ 読み進めると「ええええええええ」が止まりません（笑） 吉川と一緒に、若葉の言動と行動に振り回されてみませんか？ いつしか可愛く見えてくるから不思議… 今この瞬間、二人が仲良く暮らしているのを望まずにはいられません！ （もう怪我しないでね、吉川…）

純情系スクールラブ♪『男子寮・両想い・同室ときたら、やることは一つ！！』と鼻息が荒くなってしまう設定ですが、純情とエロの比率が9：1くらいの作品です。 攻めはガツガツではなく、弱気攻めです。 この作品の魅力は、きれいな絵はもちろん、お互い『好きだから触ってほしい』『好きだから触りたい、でも…』と気持ちを抑えてしまう受けと攻めのもどかしさだと思います。 だからこそ、2人が結ばれたときは合掌したくなるくらいの尊さがあります。 絵もストーリーも丁寧に描かれている1冊ですよ！

不眠症のオヤジ鼓さんが好んで通う和菓子屋は、幼馴染（何故か彼のそばにいると眠れる）がやっているお店。その息子である海月は昔から鼓さんが大好きなのに諸事情でそういった感情に鈍感になっている鼓さんには全く響かないでいました。あるきっかけで海月がしんぼうたまらなくなり、勢い余って交際を迫るシーンなんですが、ネタばれになるけど無料の１巻で読めるところなので…本当は和菓子なんか大嫌いだったのに父親に嫉妬して「鼓さんに親父の作った和菓子を食べて欲しくないから今まで食べさせないように必死で和菓子食べてた」と告白する海月がクッソかわいいので是非！

腐男子の宮野と不良な先輩佐々木。ガッチガチのBLというよりも、ゆるーい感じのBLです。 絵柄がかわいく、（今のところ）キスもそれ以上もありませんので、BLが初めての方におすすめ！ お互いが惹かれあっていく過程がとにかくかわいいです！ このかわいさはゼヒ読んで確かめてください♪

「斑類」という仰天の設定で大人気のこちらのシリーズ。様々なカップルが登場するのも特徴のひとつですが、 いまいち進展しない主人公カップルに注目！ 超俺様な国政と小市民ノリ夫（のち覚醒）はすれ違いが続き、お互いの気持ちを理解できずにいた。 そんな折、２人の仲を切り裂こうとするマキオにより国政が攫われ、 助けに来たノリ夫にも魔の手が伸び、絶対絶命の大ピンチ！ そこでついに己の本心をさらけ出す国政に、ノリ夫じゃなくても赤面です!! 国政の告白はこの後も続きますので、コミックスで確かめてください♥ ちなみに波乱の止まらない展開もまだまだ続きますのでご安心下さい（笑）

両親の再婚で兄弟になった公崇と夏央。「兄ちゃん」と慕ってくれる夏央と幸せな日々を過ごす公崇だったが、ある日自室に男を連れ込みHしてるところを見られてから関係が一遍。嫌われてもゲイということを学校で言いふらされても夏央のことが大好きで変態チックなお願いをしてしまう公崇となしくずし的にお願いを聞いちゃう夏央。このシーンでも「一回だけでいいから…！」と足でしてもらいながら夏央への想いが溢れる公崇が絶妙にダメダメ男で可哀想可愛く見えてきちゃいます…。義兄弟のダメ恋を見守りたくなる１冊。

一見お下品だけどピュアな青春ラブストーリー！！写真部とは名ばかり、キャラの濃い先輩たちがひしめく通称「ヤリチンビッチ部」で織りなす恋模様に目が離せません。 私の推しカプ、百合×ジミーの衝撃の告白シーン。 こんなに激しい告白シーンは初めてです…。コマだけ見ると激しい告白シーンですが、ストーリーを読んでからこのコマを見ていただきたいです！

スニーキーレッドは言わずとしれたボコリ愛作品なのですが、タチの悪い不良のハルと、平凡なフリーター三崎がひょんな事から殴り殴られる関係になってしまい、最初恐怖の対象でしかなかったハルが徐々に人間らしい部分を見せてきて…。この告白シーンは、三崎がどんな風にハルのことが好きなのか、三崎自身がハルのことをどう思ってるのかを打ち明けるシーンでとても印象深いです。暴力＝自分自身を否定され続けたハルに、暴力も自分自身もまるごと全部受け入れてくれる三崎の存在がどれほど大きかったことか…最初から最後まで三崎のMっぷりがブレなくて、むしろそれに徐々に翻弄されていくハルが可愛く見えてくるので「攻め可愛い派」の方にもオススメです。

仕事でコンビを組んでいるけどそりが合わなくてケンカばかりしている2人。でもお互いの良いところが見えるとどんどん惹かれていって…。そんなケンカップルは告白シーンまでケンカ腰(笑)！売り言葉に買い言葉のような告白でしたが、付き合ってからどんどんラブラブになっていくのがたまりません♥

図書室で出会い、放課後の教室でドラマチックな告白をし、愛を確かめ合った二人…高校生時代の耽美っぷりにもキュンキュンしますが、本編で描かれるオッサンになった二人のその後にもうギュンギュン来ちゃいました。親の反対を押し切って駆け落ちし、二人で暮らし始めて気づけば32歳。安定した生活を送っていますが、お互いある秘密があって…。ギャグに笑って、二人のお互いを思う気持ちに泣いて。2017年のベストおすすめ作品の一つです！

キスが婚前交渉で結婚前にセックスなんてもってのほか！な〝超〟がつくほど真面目で堅物のエリートリーマン京一が、ある日道端で出会った褐色碧眼の美青年アインと衝突してキスしてしまうシーン。このあと、キスしてしまったことでパニくって出来るはずもないのに「子供が出来たらどう責任をとれば！？」と困惑するんですが、これから始まる大恋愛のまさに幕開けとなるシーンなのでとても印象深いです。言葉が通じないのに必死に思いを伝え合おうとするふたりの姿にきゅんきゅんすること請け合いですよ！

フランス革命を題材にした作品は数多くあれど、ＢＬで描かれるのは稀有ですよね。男娼となった貴族の少年ジャックと、ある理由から貴族嫌いの小説家ジェラール。 最悪の出会い方をしたものの、お互いになくてはならない存在になっていく。 しかし愛を確かめ合う前に、革命の足音が近づき、二人を追い詰める…！ 命を懸けてジャックを逃がそうとするジェラールだが、ジャックは… そして二人の運命は…！！？ 面白さ絶対保障のよしながふみ先生による貴重なBL作品です。 未読の方は是非！！

クラスの嫌われ者・柏原とクラスの人気者・小泉。まるで天使のように可愛らしい小泉は実は下衆天使だった…？！そんな彼の本性が垣間見えるのがこのキスシーン。普段のゆるふわな雰囲気とのギャップが最高です！！初めてのピュア（？）な恋なのに強引すぎるアタック（という名の性的イタズラ）でなかなか柏原に本気にしてもらえずヤキモキする小泉。二面性をうまく使い分ける小泉も恋には不器用な姿がとても可愛らしく応援したくなります！

とある研究所で造られた、セックスの為のサイボーグ。『錆のゆめ』はその研究所の職員・進藤とセクサロイドのとしおのお話なのですが、ほのぼの可愛いと見せかけて切なすぎる…!ある悲しい経緯があってセクサロイドになったとしおさんですが、進藤と一緒にいるうちに色んな感情を取り戻していきます。 ある日の二人の研修内容は「青姦」。としおにそういう気になれない進藤はただ二人で庭を散歩するのですが、「後任のやつに面倒見てもらえ」と言う進藤にとしおがそっとキスするのがこのシーン。この後、無表情だったとしおが初めて笑顔を見せるのです…。 どんどん進藤に懐いて表情豊かになっていくとしお。でもどうやっても「人」としては生きられない。そんな悲しすぎる現実に進藤はどう向き合うのか？気づいたら上下巻一気に読んでしまっていました。 悲しいのに萌える、可愛いのに切ないキスシーンです。

複数の人物が同時に同じ夢をみる不思議な現象が起こり、その夢の中で出会った2人。灯司は一回りも年下の壮太に惹かれながらも一歩踏み出せないのでいたのですが、久しぶりに例の夢を見ると目の前に壮太が現れて思わず「会いたかった」とキスをします。その後の壮太が「夢みたい」とつぶやくのですが、これ、夢の中なんですよね…現実でもキスできるといいね！と思ったシーンでした。

こんなどエロいキスある…？　と思わずときめきで顔を覆ったのがこちらのシーンでした。お互いに、自分にないものを持っている相手に敬意を抱きつつ、同じくらいいらだっている。そんな二人の関係があるきっかけから想像もしなかったかたちに変化していく――その変貌がたまらないのです。このシーンは、その変貌のきっかけとなった、とある大作家の無理な注文で相手のモノを「くわえさせられた」後の帰り道のシーン。自分の中にあったことも知らなかった感情が止められなくなってしまった二人のキス、素晴らしいです。

クラブで出会った緒方とギャル男のサヤ。パリピな明るい内容かと思いきや、切ないラブストーリーです。 読んでいくうちにサヤに感情移入し、キスシーンでは涙なしには読めませんでした。 サヤのキスの誘い方がとにかくかわいいですし、表紙のサヤの唇が妙にエロいです。（表紙を見ると一番に目が行きます） 心から『尊い…』と思い、二人の幸せを願った作品でした！

突然高校生の息子ができた、悩み多き33歳声優（童顔）の信乃。先輩声優である天竜さん（思わずさん付け）と飲みに行ったはいいけれど…！？ 酔っ払って寝てしまった信乃の無邪気な寝顔に思わず…というこのシーン 人生の酸いも甘いも噛み分けてきたおっさんに怖いものなんかありません。 このキスをきっかけに、天竜さんの本領が発揮されていきます！！ 「知りたけりゃ　深入りしろよ」なんてさらっと言っちゃいます！ 大人の男の成熟した誘惑の数々に、信乃はどう立ち向かう！？ 高口先生の「おい　おっさん！」というツッコミに思わずふふっとなります（笑）

独特のタッチで唯一無二の存在感を放つ石原理先生。本作では高校を舞台に、喧嘩っ早い藤枝と、優等生の（仮面をかぶった）桜庭という 対照的な二人が出会い、反目しつつも互いを認め合う姿が描かれています。 選んだシーンは、桜庭の挑発（危ないいい）に思わず藤枝が…の場面です。 10代ゆえか「欲情した」という、ど直球で飾らない表現がとても清々しく映ります。 ラブ要素は少なめですが、桜庭が妙に色っぽくて困ります。。。 読み進めていくうちに、二人の関係がクセになること請け合いです！ 少年は明日のことなど考えず、その日を刹那的に生きている―― だが、彼らは昨日の殺した自分を無駄にはしない！！

常に無表情で何を考えているか分からない御徒町から突然キスをされて「俺　お前が好き」と告白までされて…！？　自分が作った激マズなお弁当を食べたせいで体調を崩した御徒町に嫌われたらどうしようと泣いていた藤間はあまりにも突然の出来事に涙も止まってしまいます。それからの御徒町の無表情ながらも藤間に猛アタックする姿もいい！

商業BLを知らず、ただのサブカルクソ野郎だった私がBL沼に転落したのは友達に借りた『同級生』がきっかけでした。瑞々しくて甘酸っぱい二人の恋愛がもう眩しくて…。夏の日の、時間が止まったみたいなこのキスシーンに心が「ワーーーッ」となったのを覚えています。これが…萌えって気持ち…。(トゥンク…) 佐条くんの静かな色気も、草壁の見た目に似合わず健気なのも、ハラセンの大人としての苦悩もひっくるめて素敵。何度読んでもキュンキュンします。