＜あらすじ＞顔良し、要領良し、家柄良しの順風満帆な人生を送る須藤。もちろん彼女にも不自由したことはない。気の置けない友人も多く、まさに花のキャンパスライフを謳歌中。……そのはずなのに、同じゼミの岸先輩(コミュ障)に嫌がらせをすることが、楽しい日課になりつつあって……。

＜書店員のおすすめコメント＞表紙を見て右側の黒髪の子が左側の茶髪の子を大好きなお話なのかな？と思っていたのですが、真逆でした！ 茶髪の子＝須藤はイケメンで要領も良くて家もお金持ちの超絶リア充なのですが、同じ研究室の先輩・岸くん（黒髪の子）だけは自分に何の反応も示さないから面白くないので嫌がらせをしています。なんでも岸くんが自分を唯一振った女の子に似ているから余計に気に入らないとか（おいおいそれって…）。恋愛に不自由してない人が初めて本気で人を好きなって四苦八苦するのって、いいですよね。

(ふじやす/20代)

＜あらすじ＞大学２年の菅は幼なじみの原と半年前から同居中。何でも言える仲だけど、菅にはたったひとつヒミツにしていることがあった。それは――原に抱く、友だち以上の想い。けれどある晩、衣服にうつった原の匂いに欲情してシているところを見つかってしまう。「続きしないの？」そう言って触れてきた原に、菅は…!?

＜書店員のおすすめコメント＞大学生の菅は、幼馴染で親友で同居人の原のことが好き。ある日、原のジャケットで自慰をしているところを原本人に見られてしまって…。このお話の肝は、菅が一方的に好きなのかと思いきや、実は原のほうがずっと前から菅のことが好きで好きでしょうがないんだというところです。両想いなのに、気持ちのすれ違いからなかなかうまくいかず…。さては倉橋先生、両片想いのもどかしさを描く名手ですね!? たくさんすれ違った分、結ばれた時の喜びはひとしおなのです…。

(ふじやす/20代)

＜あらすじ＞片瀬は大手広告代理店で業績トップの営業マン。社内でもワンコキャラとして可愛がられる人気者。やっかむ同僚からは「枕営業で仕事を取る男芸者」と噂されるが、歯牙にもかけない。男女問わず人を惹きつける片瀬は自分の魅力に自覚的で、性にも奔放。しかし、その裏には幼少期に負ったトラウマが……。表裏の顔を使い分けていた片瀬だったが、そんな自信満々な彼に唯一振り向かない男がいた。2つ上の先輩・渋谷（しぶたに）は、純粋で他人に媚びない、片瀬と正反対の存在。しかし、あるアクシデントから、二人の距離が近付き……？

＜書店員のおすすめコメント＞枕営業で仕事を取り、男女問わず寝るような男だった片瀬が、ある出来事がきっかけで2つ年上の渋谷と仲良くなり次第に恋に落ちます。片瀬が恋を自覚した途端に、渋谷の隠し撮り写真を見て「やばい… すげー好き…」と一人つぶやいてにやけている様子がいじらしくて、かわいいやつ…とこちらもにやにや。そして実は2人の過去には秘密があって…？ 互いにとって唯一無二の存在だからこそ、心の傷を癒してあげられる。倉橋トモ先生初コミックスにして心の機微を丁寧に描かれている作品です。

(ふじやす/20代)

＜あらすじ＞新任ホヤホヤの非常勤講師、御子柴健22歳。絶対に学校では言えないヒミツがあります…。それは重度のこじらせ系ドルオタということ（し、しかも男の///）！　ささやかながらも萌えに満ちた日々を送っていたけれど、その日は突然やってきた――！　教え子にヒミツがバレ、その引きかえに犬扱い。まるでかいぶつみたいな教え子に振り回されて!?

＜書店員のおすすめコメント＞新任教師の御子柴はアイドルオタク（しかも男の）だと生徒の黒川にバレてしまい、秘密にする代わりに犬になれと言われて!? かいぶつのような黒川に振り回される柴ちゃん（黒川命名）ですが、黒川の心の闇に触れたり、意外と素直な一面を見たりして放っておけなくなっちゃうんです。しかも黒川にはある秘密があって…!? 普段は強引な黒川が、柴ちゃんに子犬のような顔でお願いされると断れないというのが、惚れた弱みを感じてGOODですね。アイドルのキラキラ感や応援うちわの描写がリアルなのも◎

(ふじやす/20代)

＜あらすじ＞気付きたくなかった　俺、まだお前のこと――　こんなに好きだ　５人組アイドルユニットL.PLANETの中心メンバー・アツト。同じ事務所のバンドアイドルREALでカリスマ的人気を誇るボーカルのユキ。次期アイドルトップ候補のライバルと囁かれる二人は候補生時代――　恋人だった。先にデビューを掴みとったのはアツトだったがデビュー後すれ違い始めた二人は別れ、ぎこちない関係に。でもアツトはずっとユキのことを想っていて――…

＜書店員のおすすめコメント＞『ピンクとまめしば』で登場した人気アイドルグループ「L.PLANET（エルプラネット）」のアツトを主人公に据えたスピンオフ作品。『ピンクとまめしば』でパーフェクトアイドルだったアツトが、パーフェクトになる少し前の物語です。アツトはアイドル候補生だったころに恋人だったユキのことが忘れられずにいるのですが、今では疎遠になってしまっています。そんな時にアツトとユキがダブル主演を飾る映画が決まって…。読み手にはお互いにまだ好きなことが伝わるのに、どうしてなの！とヤキモキしちゃいますが1巻で結ばれてくれるので今後は2人のイチャラブが見られるのかな？とえびす顔をしています＾＾　芸能界ものなのでステージ衣装とかキャラクターがキラキラでかわいいです！　今後『ピンクとまめしば』のキャラクターも出てくるのかなとワクワクしています。

(ふじやす/20代)

＜あらすじ＞道で拾った19歳のイケメン・春をシェアハウスに連れ帰り、手料理を与えた弘人。うっかり胃袋をつかんでしまったばかりに、若さゆえの勢いでキスを奪われ迫られて…。シェアハウスで育まれる2カップルラブ！

＜書店員のおすすめコメント＞31歳のクリスマスの夜、ひと回りも年下の男の子を拾ったら一目惚れされて胃袋もつかんでしまって…!? 年の差や過去の恋愛から恋に臆病になってしまったヒロトさんが、素直でまっすぐで自分の気持ちを隠さない春くんに惹かれているのに、一歩が踏み出せない様子がもどかしくて、ようやく結ばれたときは心の中で拍手喝采でした。カップル成立するまでも、なんとなく幸せで満たされたような気持ちになれたのは描かれるご飯がおいしそうで、それを食べる春くんが本当に幸せそうだからかもしれないです。同時収録されている、春＆ヒロトと同じフェアハウスに住んでいる耕太＆陸カップルのお話もめしあがれ♥

(ふじやす/20代)

＜あらすじ＞上京して一人暮らしをはじめて5年、毎日仕事に追われながらも充実した日々を送っていたシノ。ある日の深夜、疎遠になっていた高校の同級生、ミオが訪ねてきた。お金がなく住むところが決まっていないというミオに一晩泊めてくれ、と頼まれる。少し雰囲気が変わった?と感じるが、少し抜けているところは相変わらず。久しぶりに再会したにも関わらず不思議と馴染む隣にある体温に、懐かしい楽しさを思い出すシノ。しかし、ひょんなことからミオが結婚間近の彼女がいたのに「男と浮気した」という噂を聞いてしまう。自分のことを「最後の砦」というミオを放っておけず、同居を申し出るシノだったが――。巻き込まれ系デキメン×訳あり野良ニャンコの再会センシティブラブ★

＜書店員のおすすめコメント＞倉橋トモ先生の身体の描き方が好きです（突然の告白）。特に背中から腰にかけてのラインが素晴らしく、服を着ている状態でも骨格にそって肉がついてるのがちゃんと分かるんです！ 本作はエロシーンも多めだったので、そのことをより感じたように思います。お話は、CM制作会社でADをしているシノが、3年ぶりに再会した高校の同級生・ミオと同居を開始するところから始まります。ある日、ミオが取引先の男性とトイレの個室でエッチしているのを、隣の個室で聞いてしまったシノはミオの声で自慰をしてしまい…。表紙イラストにもなっている壁越しエッチ（？）がなんともえろい…。きれい・えろい・切ないという倉橋トモ先生の魅力満載の1冊となっております！

(ふじやす/20代)

＜あらすじ＞つきあって８年になる千秋と和馬。ある日、彼らの元へ涙を流しながらやって来た幼なじみ・巴は言った。「あゆをお願いっ…！」そうして、突然“パパ”になった彼らの生活は一変！　知識ゼロからの育児、仕事と両立する難しさ、邪魔される夜の営みetc…　あゆの存在は、２人の心と関係にも変化をもたらして…？　様々なかたちの“絆”を描く、愛に満ちたハートフル・ストーリー！

＜書店員のおすすめコメント＞一時期、疑似家族BLが流行りましたが、本作も幼馴染カップルが、同じく幼馴染（女）の娘を預かる疑似家族のお話です。初めての子育てに戸惑いながらも徐々にも慣れて、時には衝突したりもするけれど、子供と一緒に自分たちも成長して、いろんな愛の形を育てていく。血はつながっていなくても確かに家族になっていくストーリーに心が温かくなります。というか、イケメンと幼女の組み合わせっていいですよね…。この千秋＆和馬カップルの馴れ初めは、彼らの学生時代を描く『いつか恋になるまで』でチェックしてください！

(ふじやす/20代)

＜あらすじ＞それから何度も、遊びの延長みたいに、お互いを触り合ってる――。兄弟同然に育ってきた千秋と和馬の関係に変化が起きたのは、中学３年のこと。千秋を自室に泊めたその晩、うなされているような微かな声に和馬が目を覚ますと、布団の中で声を殺し、自慰に耽る千秋の姿が…。和馬が触れると、千秋は戸惑いながらも自身を膨らませる。互いに握りあって、手の速度を早めれば、初めて見る幼なじみの表情がそこにはあって…。呼吸が整っても、千秋は和馬のほうを向けずにいた。それは、赤くなった顔を見られたくなかったから。そして、自分の気持ちに気づいてしまったから――。『家族になろうよ』の千秋と和馬を描くスピンオフシリーズ、開幕！

＜書店員のおすすめコメント＞『家族になろうよ』千秋＆和馬の馴れ初めを描くスピンオフシリーズです。千秋は小さいころから和馬のことが好きだけど和馬はそれに気がつきません。幼馴染で兄弟のように育ってきましたが、中学3年生の時から遊びで触り合いを続けている2人。千秋にとっては遊びじゃなく、好きな相手に欲情しているのに、その気持ちを悟られないように必至で…。遊びという建前で好きな人に触れるずるいところもあるのに、和馬は自分を選ばないという諦めもあって、悶々と悩んでいる思春期の初々しい姿に見ているこっちがドキドキします…！ 幼馴染という関係が、いつか恋になるまで見届けられる幸せったらないですね。

(ふじやす/20代)