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井上三太

1968年、フランスのパリに生まれる。1989年、『まぁだぁ』でヤングサンデー新人賞を受賞し漫画家デビュー。1993年にJICC出版局(現・宝島社)から刊行された『TOKYO TRIBE』が注目を集め、1997年からはファッション誌」『BOON』で『TOKYO TRIBE 2』の連載が開始される。デザイナーや経営者などさまざまな方面でマルチな才能を発揮している。漫画家の松本大洋は従兄弟にあたる。

(マルヒロ/30代/男)

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井上三太先生の全10作品を掲載!

井上三太の名を世に知らしめた名作
TOKYO TRIBE(全1巻)
表紙『TOKYO TRIBE(全1巻)』 - 漫画
TOKYO TRIBE(全1巻)

<あらすじ>オレはだれだ? オマエはだれだ? 90年代トーキョー版「時計仕掛けのオレンジ」。シヴヤVSシンヂュクの若者の抗争を描いた東のガキ帝国。93年に初出、その後出版社を変えて刊行され続けた伝説のストリートコミック。映画化もされた 「TOKYO TRIBE2」や「TOKYO TRIBE3」など「TOKYO TRIBE」シリーズの原点となる作品であり、 90年代の風俗を巧みに取り入れたストーリー描写は今も色褪せない、まさにストリートクラシック!!

<書店員のおすすめコメント>1993年に刊行された記念すべき『TOKYO TRIBE』シリーズの第1作にあたります。今から25年も前の作品なのですが読み返してみてもストーリーや世界観はまったくと言っていいほど色褪せていません。本作の舞台となる街は「トーキョー」です。私たちがよく知っている「東京」とは異なるパラレルなエリアです。そんなトーキョーに存在するシブヤSARUとシンジュクHANDSという対立する二つのストリートギャングの抗争を軸に鬱屈した若者たちの姿を描いていきます。唯一無二の井上三太ワールドは本作から始まります。

『TOKYO TRIBE(全1巻)』コマ
狂気に奔る若者たちの青春を描く
TOKYO TRIBE2(全12巻)
表紙『TOKYO TRIBE2(全12巻)』 - 漫画
TOKYO TRIBE2(全12巻)

<あらすじ>2014年に園子温監督により実写映画化され、日本を始め世界を熱狂させた「TOKYOTRIBE」の原作漫画。 ここはあなたの知っている“東京”とは少し違う“トーキョー”。そこには様々なトライブ(族)が生息している。 ムサシノクニにはムサシノSARU、ブクロにはWU-RONZ、そしてシンヂュクにはHANDS...。あのシヴヤ暴動から5年――。友情が戦争に変わるとき、新たな街の伝説が生まれる! 第1巻。

<書店員のおすすめコメント>舞台はシリーズ前作『TOKYO TRIBE』で描かれたシブヤ暴動から5年の月日が流れたトーキョー。ムサシノSARUとブクロWU-RONZという二つのストリートギャング=トライブの抗争を描いていきます。凄惨で生々しい暴力シーンが目を引く一方、かつて袂を分かった主人公・海とブクロWU-RONZの頭のメラが友情を取り戻していく過程にとても切なくなります。前作で描かれたシブヤSARU、シンジュクHANDSのほかにも町田や横浜のトライブも登場し、物語は後半から怒濤の展開を見せます。ぜひ本編でお楽しみください。

『TOKYO TRIBE2(全12巻)』コマ
終わることない血で血を洗う争い
TOKYO TRIBE3(全5巻)
表紙『TOKYO TRIBE3(全5巻)』 - 漫画
TOKYO TRIBE3(全5巻)

<あらすじ>2014年夏、日本を始め世界を熱狂させた、園子温監督の映画「TOKYOTRIBE」の原作漫画「TOKYO TRIBE2」の続編。 シヴヤSARU vs. ヨコハマWEST 抗争勃発! ラッパーの港(ミナト)は、シヴヤにルームメイトのDJベアと共に暮らしていた。ペニーズに行けば、いつもの仲間、シヴヤSARUたちがいた。そんな彼がなぜ、トライブ同士の激しい抗争の渦に叩き込まれたのか!? 井上三太が描く新たなトーキョー物語。マイクバトルへ向かうMCミナトはつぶやく、、、 「I Know I Can!やれば出来るサッ!」第1巻。

<書店員のおすすめコメント>ムサシノSARUとブクロWU-RONZの抗争を教訓に各トライブの若者たちは互いに良好な関係を構築していました。拠点をシブヤに移したムサシノSARUの面々も平穏な日々を送っていました。ここまでが物語の前置きになります。今回描かれるのはシブヤと“ニシ”(横浜)の抗争です。二つの勢力のちょっとした行き違いは今まで以上の大きな争いに発展してしまいます。永遠の平和を誓い合ったかのような日常はもろくも崩れていくのでした。今まで以上のスリルとスピード感が感じられるトライブ間の争いに恋愛ドラマが重なる物語には引き込まれること間違いなしです。

『TOKYO TRIBE3(全5巻)』コマ
男に宿るのは殺人鬼という別人格
隣人13号(全3巻)
表紙『隣人13号(全3巻)』 - 漫画
隣人13号(全3巻)

<あらすじ>2004年に小栗旬、中村獅童のダブル主演で映画化され話題を呼んだ、井上三太の代表作の一つ。~裁くは天にあらず、罰するは我なり~ イジメられっ子「村崎十三」の体内に巣喰うもう一つの人格...「13号」。頭に掲げるは”復讐”の二文字。読んで痛いハードコア・サイコスリラー!! 一度読んだら病みつき殺人ジェットコースター!!第1巻。

<書店員のおすすめコメント>この作品を初めて読んだのは中学生のときのことでした。将来、実家を出て一人暮らしを始めたときにこんな住人が隣に暮らしていたら本当に恐ろしいなと心底怯えた記憶があります。井上三太の作品にはそんなトラウマがいくつもあります。『TOKYO TRIBE』シリーズも一緒ですね。初めて読んだ当時は渋谷も池袋もとても恐ろしいところのように感じました。本作『隣人13号』は、殺人鬼の人格「13号」を宿した主人公の十三(じゅうぞう)がかつてのいじめっ子に対して復讐するという話です。とにかく残忍。とにかくサイコです。

『隣人13号(全3巻)』コマ
コンビニという密室で起こった悲劇
BORN 2 DIE(全1巻)
表紙『BORN 2 DIE(全1巻)』 - 漫画
BORN 2 DIE(全1巻)

<あらすじ>コンビニに散らばる9つの死体...。女子高生バイト、暴走族、オバサン、黒人店員、お巡りさん、そしてゴウトクジSARUのイジメられっ子のバイブ...。大都会”トーキョー”の密室のコンビニで一体何が起こったのか? 気が狂いそうになる暑い夏のある一夜の物語。うだるような夏の一夜にコンビニで起きた惨劇。「TOKYO TRIBE」の世界観を受け継いだ、あらゆるストーリーが交錯するループ漫画の傑作。

<書店員のおすすめコメント>本作は『TOKYO TRIBE2』と世界観を一部共有しています。『TOKYO TRIBE2』にそのまま登場する人物もいれば、外見や性格が若干異なる人物もいたり。本作がプロトタイプになっているような気がします。交番の警官から奪った拳銃で武装した主人公は、友達からバカにされたことの腹いせに友達の彼女が働くコンビニを襲撃します。表のシャッターを閉めたコンビニになぜかいろいろな人物がやってきて、やがて自体は思わぬ方向に傾いていきます。90年代から2000年代前半のどこか不安定な社会の雰囲気が色濃く感じられる作品です。

『BORN 2 DIE(全1巻)』コマ
神出鬼没のグラフィティライター
TOKYO GRAFFITI(全2巻)
表紙『TOKYO GRAFFITI(全2巻)』 - 漫画
TOKYO GRAFFITI(全2巻)

<あらすじ>ここはあなたの知っている”東京”とは少し違う“トーキョー”。グラフィティーライターの裸武とひょんな事から芸能界入りした桃子の甘く切ないラブストーリー!! TOKYO TRIBEの世界観とリンクする、TT2ファンも必読の作品!!第1巻。

<書店員のおすすめコメント>『TOKYO TRIBE2』に登場するムサシノSARUのメンバーでグラフィティライターの森永裸武(もりながらぶ)が主人公の本作。高校生ながら高いグラフィティの技術を持っている主人公の裸武はライターとしての素性を周囲に明かしてはいません。同じ高校に通う桃子はひょんなことから裸武の正体を知ってしまいます。本作はそんな二人のラブストーリーです。『TOKYO TRIBE』シリーズでは暴力的な描写が協調されていますが、この作品にはそういったシーンは一切出てきません。安心して読めてトキメキが感じられる作品です。

『TOKYO GRAFFITI(全2巻)』コマ

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  • ※本ページに掲載している連載中作品の巻数は、2018年12月時点のものです。