福山リョウコ先生の全5作品を掲載!
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個性豊かな男子4人の日常ラブコメディ!
【掲載誌】「花とゆめ」
【あらすじ】
【電子限定描き下ろし3pおまけ付き!】残念バカ男子4人の、青春無駄遣いラブコメ!元女子校に入学してきた、顔だけはいい男子…仁科・葵・シロ・マヤの4人。無形文化遺産代行保存部…通称「無駄部」の彼らは、日々くだらないテーマを検証しSNSにアップしたり、無駄口叩いてばかりいる。少女漫画の原稿を落とした少女に、恋しそうな予感の仁科は…!? 累計200万部超&アニメ化・実写化もした「覆面系ノイズ」作者・福山リョウコの最新作!
【書店員のおすすめコメント】
福山リョウコ先生には珍しい、男の子が主人公のラブコメです! 元女子校が共学になった年に入学した数少ない男子のうちの4人――仁科、葵、シロ、マヤ。彼らはイケメンなのに日々くだらないテーマを検証しSNSにアップしたり無駄口を叩いたりして、周りからは通称「無駄部」と呼ばれています。まだ1巻のみ(2020年2月現在)ですので、今後彼らがどのような日々を送り、恋をしていくのかはまだまだ未知数ではありますが、1巻からすでに胸キュンの要素が満載…! 福山リョウコ先生の描かれる男子の片想い描写がとても好きなのですが、本作は男の子が主人公なのでそれを存分に味わえますし、福山リョウコ作品ならではのコメディ感もかっちりハマっていてファン必読の1作です! 特に注目なのは仁科くんの恋。彼は恋愛とかめんどくさいと思いつつ、同級生の叶さんが気になって気になってしょうがない…どんなに抗っても叶さんをかわいいと思ってしまう仁科くんがかわいい!
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本当の心を隠して奏でる片恋メロディ
【掲載誌】「花とゆめ」
【あらすじ】
歌が大好きなニノは、幼い頃2つの別れを経験する。1つは初恋の相手・モモ。もう1つは曲作りをする少年・ユズ。いつの日かニノの歌声を見つけ出す…2人と交わした約束を信じてうたい続けてきたニノ。時はすぎ、高校生になった3人は…!? 花とゆめで超大人気「音楽×片恋」ストーリー!!
【書店員のおすすめコメント】
アニメ化・実写映画化もした福山リョウコ先生の代表作。歌うことが大好きなニノは、大好きな幼なじみのモモが突然いなくなってしまい悲しみに暮れます。そんな時に偶然出会ったユズは作曲が得意で、ユズの曲を歌うと元気になれたニノ。ところがユズもある日突然、姿を消してしまいます。6年後、ニノは入学した高校でユズとモモと再会し…。本作は「片想い」と「音楽」がテーマとなっていて、恋焦がれる相手への想いを音楽に乗せて表現することでよりその激情が伝わってくるようなんです。ニノの音楽的な成長も見どころの一つですが、やはり恋の行方が一番気になるところです。モモには別に好きな人がいると思い、今は好きではないと嘘をついたニノ。家庭の事情からニノへの想いを隠すモモ。ニノと一緒に音楽を続けるために気持ちを押し殺すユズ。溢れて止まらないくらい好きなのに、3人が3人とも本当の心を隠して片想いをしている姿がとにかく切ないです。彼らの音楽は、恋はどのように成長していくのか…見守りたくはありませんか?
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恋にも夢にも全力の青春ラブストーリー
【掲載誌】「花とゆめ」
【あらすじ】
緊張すると極悪面になってしまう蕪木那伽は、目下オーディション19連敗中の駆け出しモデル。しかし、超人気モデル・ウミの秘密を知ってしまった那伽は、口止め料代わりにブランド「ジャンク」のモデルに抜擢され――!?
【書店員のおすすめコメント】
緊張すると極悪面になってしまう新人モデルの那伽は、超人気モデルのウミが実は男であるという秘密を知ってしまい、口止め料代わりにブランドのイメージキャラクターとしてウミとペアを組むことになります。初めはウミのことを恐れていた那伽ですが、何かと励ましたりフォローしたりしてくれるウミに次第に惹かれていき…。この作品はモデル業界を舞台に、主人公の那伽やウミといったモデルやカメラマン、デザイナーなどいろいろな職業で成功を目指す若者が登場します。福山リョウコ先生の描くキャラクターは何かの目標に向かってひたむきにがんばる子であることが多いです。だからこそキャラクターが生き生きとして魅力的に見えるのだと思います。そしてなんといっても那伽とウミの“両片想い”が最高に胸キュンです! お互いに大好きなのに、なかなかくっつかないもどかしさ…このじれったい恋模様こそ福山リョウコ先生の真骨頂です!
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恋をするのは肉食系男子……ではなく本物のケモノ!?
【掲載誌】「花とゆめ」
【あらすじ】
身寄りがなく、暮らしていた施設が潰れてしまった巳待呉羽、15歳。そこへ折よく舞い込んだのは、生徒を募集する私立毛保乃学園のチラシ。先着一名につき学費や生活費免除の言葉に飛びついて学園に転がり込んだ呉羽だったが、待ち受けていたのは有象無象のケモノたちで!?
【書店員のおすすめコメント】
本作は『悩殺ジャンキー』や『覆面系ノイズ』とは一味違う、設定がとてもユニークな学園ラブコメです。一言で説明すると人間の少女と、肉食のケモノ(もちろんイケメン)が恋をする物語。幼い頃に両親を亡くした少女、呉羽(くれは)が学費無料に釣られて入ったのがケモノの通う学校で!? ケモノとは、クロヒョウ、トラ、オオカミなどの人間を食物としてみなすものの、人間と共存する必要に迫られ食欲を抑制する学問を学ぶために学校に通っています。呉羽は他のケモノ達から人間であることを見破られないためのウサギの耳をつけて学園生活を送るのですが、うっかり耳を付け忘れると、食物として他のケモノから命を狙われます。しかし耳を付けなくても自らの食欲を抑えて守ってくれる優しいケモノがいたりします。それは恋なのか? 人間とケモノの恋が成立するのか? 複雑な設定と多彩で魅力的な登場人物(ケモノ)達の物語をお楽しみください。
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福山リョウコ先生ならではの、みずみずしい感性が光る初期短編集
- 第23回アテナ新人大賞優秀新人賞受賞
【掲載誌】「ザ花とゆめ」
【あらすじ】
福山リョウコの原点がココに! 絶妙なセリフ回し、切なくキュートな恋のストーリーが満載です。圧倒的な感覚の鋭さを感じさせたアテナ優秀新人賞受賞作「心臓が足りない」はじめ「ゼロセンチ」「半端カンカク」など全6編収録。
【書店員のおすすめコメント】
本作は、白泉社で少女漫画デビューするための登竜門、アテナ新人大賞優秀新人賞を受賞した『心臓が足りない』の他、淡く切ないラブストーリーが6本収録された短編集です。私の中で最も印象に残った作品は、幽霊の声が聞こえる少女、杏(あん)と、幽霊の姿が見える少年、各務(かがみ)が、口は悪いが心は優しい幽霊、海(かい)と交流を深めていく『半端カンカク』というファンタジーラブコメです。序盤はくすっと笑えるコメディ、中盤ではハラハラドキドキされられ、後半は心温まる感動のドラマという、白泉社の少女漫画では王道とも言える、動きのある物語を34ページでさらりとやってのける福山リョウコ先生の感性と構成力に驚かされます。笑いあり、涙あり、読み終わると優しい気持ちになれること請け合いなので、ぜひともご一読ください。
【ご注意事項】
- ※本ページに掲載している連載中作品の巻数は、2020年6月時点のものです。
福山リョウコ(フクヤマリョウコ) 和歌山県出身。2000年に『カミナリ』(「ザ花とゆめ」(白泉社)掲載)でデビュー。2013年から「花とゆめ」で連載された『覆面系ノイズ』は大ヒット作となり、アニメ化、実写映画化もされた。
(書店員:あんちゃん&はっしー)