<あらすじ>エリザベス1世の君臨する英国はかつてない演劇熱に沸いていた。その片田舎で育った無学の青年・シェイクスピアはランスと名を変え、個性豊かな仲間たちの才能を結集し、芝居の脚本を書くのだった。それは厳しい階級社会のなかで自由を手にするための戦いだった。イギリス・ルネサンス演劇を代表する劇作家・シェイクスピアの謎に迫る歴史探究ロマン。
<書店員のおすすめコメント>本作は『7人のシェイクスピア』の第2部です。本格的に演劇に打ち込むためロンドンへとやってきたシェイクスピアと頼れる6人の助言者たち。せっかく書いた戯曲をいろいろな劇団に持ち込んでもなかなか色よい返事をもらうことができず試行錯誤を繰り返します。自由をつかむための戦いは始まったばかり。彼らの今後の活躍に大いに期待したいところです。