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外薗昌也

外薗昌也(ほかぞのまさや)1961年2月16日生まれ。鹿児島県出身。1980年、19歳の時に投稿した『鏡四郎!鏡四郎!』で第1回「月刊少年チャンピオンニューまんが賞ギャグ部門」の佳作を受賞。同作品が「月刊少年チャンピオン」(秋田書店)に掲載されデビュー。1990年代半ば頃から「月刊アフタヌーン」「モーニング」(講談社)で作品を発表。代表作に『犬神』『鬼畜島』など。2014年には『赤異本』が舞台化された。

(まとゆ/30代/女)

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外薗昌也先生の全29作品を掲載!

とにかくヤバい! 絶対行きたくない島No.1
鬼畜島(1~13巻)
表紙『鬼畜島(1~13巻)』 - 漫画
鬼畜島(1~13巻)
【連載誌】BAMBOO COMICS

<あらすじ>M大学・廃墟研究サークルの学生たちはクルーザーを借り、無人島といわれる“菊池島”の廃村探索に訪れた。メンバーは飯野部長、東山、藤井、倉木、そして高久と友香の6名。何でもないサークル旅行のはずだったが、その島には豚の仮面を被り、残虐非道の殺戮を行う大男が待っていた…。

<書店員のおすすめコメント>廃墟探索のため無人島にやってきた大学生たちが出会ったのは、豚の皮をかぶった大男。こんなのに出会ってしまったら、私なんかはもう卒倒して、その間に殺されるんだろうと思います。いや、むしろもう目覚めたくない。
外薗昌也先生の代表作のひとつである本作。謎の多い“菊池島=鬼畜島”を舞台に、高久ら大学生グループと島に住むモノたちと凄惨な殺し合いが勃発するのですが、徐々に大学生たちも鬼畜島に染まり、様子がおかしくなっていきます。
本作のシンボル的存在の豚男・カオルとの初対面シーンをご紹介しておりますが、これはもっともライトです。とにかくグロシーン満載! そしてだんだん正気を保てなくなっていく大学生たちの狂気のさまもおぞましい。
スプラッターホラー好きにはたまらない作品です!

『鬼畜島(1~13巻)』コマ
”23”との出会いから始まる壮大なる戦い!
犬神(全14巻)
表紙『犬神(全14巻)』 - 漫画
犬神(全14巻)
【連載誌】アフタヌーン

<あらすじ>20世紀最大の黒魔術師アレイスター・クロウリーの残した謎の数字“23”。少年が出会った犬は、その謎そのものだった――!!

<書店員のおすすめコメント>外薗昌也先生の作品と言えば、ホラーまんがのイメージが強くありますが、『犬神』はそれとは違い、どちらかというとSFチックな内容となっています。
「明日世界が終わればいい」そんなことを考えながら日々を送っている主人公・史樹はある時、不思議な犬と出会います。その犬の耳には”23”の刻印が。史樹はその犬に”23(にじゅうさん)”という名前を付けかわいがります。その”23”という数字がこの作品でのキーナンバーとなっていきます。
誰もが一度は願ったことがあるであろう「不老不死」。ある人物が望む、「永遠の命を手に入れたい、ずっと若いまま、子供のままでいたい」そんな欲望に巻き込まれる世界の中で、大切な人を守るため、壊れゆく世界を守るため、史樹は”23”と共に戦いに向かっていきます。
内容としてはシリアスで、人間の闇や欲など、暗い部分が多く描かれている作品ですが、その中で”23”のかわいさにとても癒されます。史樹と”23”の、人間と動物という種別を超えた友情に何度も涙しました。
話の展開や、内容、結末、すべてが衝撃的だったこちらの作品。一度読み始めれば、最初から最後までページをめくる手が止まらないでしょう。

  • 『犬神(全14巻)』コマ
  • 『犬神(全14巻)』コマ
  • 『犬神(全14巻)』コマ
未知のウイルスとの戦い!
エマージング(全2巻)
表紙『エマージング(全2巻)』 - 漫画
エマージング(全2巻)
【連載誌】モーニング

<あらすじ>新宿で、ある男が大量の血を吐き、謎の死を遂げる。彼の検死をした小野寺と関口はその死因がウイルス性の感染症だと推測する。一方、女子高生・岬あかりは偶然その事件の現場に居合わせるが……。緊迫の医療サスペンス!!

<書店員のおすすめコメント>世界には、様々なウイルスや病原体が存在しています。世の中に知られているものもあれば、未だ発見されていない、未知のウイルスたちもいるでしょう。こちらの作品は、鬼才・外薗昌也が描くウイルスパニックまんが。あるとき、突如として現れた前例のないウイルスによる感染症により、日本中が混乱に陥ります。あるサラリーマンが発症した症状は、何が原因なのか全く分からないものでした。ウイルスは、一体どこに潜んでいたのか、どこで感染したのか、潜伏期間、治療法・・・何もかもが分からない状態のなか、主人公・小野寺は同僚の関口と共に国立伝染病研究所へと向かいます。大切な人を危険なウイルスから守るため、小野寺と関口の戦いが始まります。 未知のウイルスほど怖いものはありませんよね・・・。外薗先生が送る緊迫の医療サスペンス、ぜひご一読ください。

  • 『エマージング(全2巻)』コマ
  • 『エマージング(全2巻)』コマ
生き方を変えろ!
ワイズマン(全4巻)
表紙『ワイズマン(全4巻)』 - 漫画
ワイズマン(全4巻)
【連載誌】アフタヌーン

<あらすじ>2年前に失踪した女流詩人・麻間冴子(あさま・さえこ)を追ってアリゾナへ飛んだ的場邦彦(まとば・くにひこ)。現地で奇妙な飛行機乗り・ゴドーに出会った的場は、次々と不自然な現象にさらされる。科学的に解明できない現象など信じないとする的場に対して、ゴドーは「生き方を変えろ」と迫る。そんな屈服しない的場の前に、ついに冴子が。その体長は何と、10メートルを越えていた!

<書店員のおすすめコメント>こちらの作品は、何とも奥深い、少しだけ難しく、不思議で、それでいて引き込まれる内容となっています。
ある事件の真相を探るためアリゾナに向かった主人公・的場。彼はアリゾナの地で、とても不思議な現象に遭遇します。信じがたい、受け入れがたい、そんな出来事の数々を拒否しまくる的場ですが、そんな彼を現象は逃しません。
外薗先生の作品を読んでいると、背景の細かく丁寧な描写に魅了されますが、こちらの作品もとても作り込まれており、外薗先生の魅力が遺憾なく発揮されているように感じます。
凝り固まっていた的場の今までの生き方を変えろという自然からのメッセージを、的場は素直に受け入れることができるのか、生き方を改めた先に待つ的場の未来とは・・・。最後まで目が離せない、そんな作品です。

  • 『ワイズマン(全4巻)』コマ
  • 『ワイズマン(全4巻)』コマ
  • 『ワイズマン(全4巻)』コマ
閲覧注意のハイパーグロテスク処刑カーニバル!
パンプキンナイト(1~4巻)
表紙『パンプキンナイト(1~4巻)』 - 漫画
パンプキンナイト(1~4巻)

<あらすじ>残酷無惨!! 復讐ゲームが始まった! 「鬼畜島」の外薗昌也が生み出したJKシリアルキラーに震撼せよ! ある夜突然、「パンプキンナイト」と名乗る相手からSNSでフォローされた女子高生の中谷明日美は『中谷明日美コロス』というDMを受け取った直後カボチャのマスクを被った暴漢に襲われ非業の死を遂げる! 明日美の死の直前に通話していた牧野和也はそのパンプキンナイトから次なる殺人予告を受けていた…!!「あちゅみはちにまちた」「ちゅぎはおまえらでちゅ」中学校時代のいじめられっ子・桐野尚子が精神病院を脱走したことに端を発する凄惨なる報復劇! はたしていじめっ子4人は、逃げ延びることができるのか――!? 容赦なき血しぶきが飛び交う恐愕のスプラッターホラー、第1巻!!★単行本カバー下イラスト収録★

<書店員のおすすめコメント>こ、これは、グロいぞ!「閲覧注意」という言葉を付けておきたいこちらの作品。外薗昌也先生と谷口世磨先生のタッグで贈るスプラッターホラー作品です。本当に、とっても、超をいくつ付けても足りないくらいグロいので、苦手な方は注意していただきたいのですが、おもしろさも保証いたします。内容としては、かつて自分をいじめていたクラスメイトたちに、周りの人間たちもお構いなしに巻き込みながら復讐をしていくというもの。ハロウィンで使用するかぼちゃの仮面をかぶった尚子がとにかく追いかけてきては、メッタメタのグッチョグチョのギッタギタに殺していきます。痛い・・・怖い・・・でも読んじゃう! 果たしてどんな結末が待ち受けているのか、続きが気になる作品です。

『パンプキンナイト(1~4巻)』コマ
暴虐MAX! サイコMAX! 脅威から逃げろ!
殺戮モルフ(1~3巻)

<あらすじ>白昼の繁華街を襲った悪夢! 下されるのは血に塗れた惨劇の刃!! 暴虐と異常性MAXの殺人鬼の脅威から生き延びろ! ホラー界最恐タッグが贈るスプラッターホラー開幕!!

<書店員のおすすめコメント>これがパニックホラーまんがの最前線!
外薗昌也と『黒街』の小池ノクトがタッグを組んだ本作。連載開始するなり「グロすぎる」と話題騒然となりました。それもそのはず、冒頭から変なマスクをかぶった囚人服姿の不気味な“モノ”が、街中で刃物を振り回し次々に一般市民を惨殺していくんですから。
そしてこの殺人鬼、警察に捕まったはずなのにまったく別の場所に現れたり、先の惨殺事件現場で生存した女子校生の自宅に出現したと思ったら煙のように消えたりと、まさしく神出鬼没。このあたりからも、ホラーだけなくSF要素も含む外薗ワールドの醍醐味を感じることができます。
果たしてこの殺戮者の正体、そして目的とは。今後も目が離せません。

『殺戮モルフ(1~3巻)』コマ
初恋の相手は、ロボットだった!?
わたしはあい(全3巻)
表紙『わたしはあい(全3巻)』 - 漫画
わたしはあい(全3巻)
【連載誌】モーニング

<あらすじ>彼の初恋はロボット……。そして“AI(人工知能)”は“愛”を知る!?紺野(こんの)マコトは、不況の中でもメガヒットを飛ばす天才ゲームデザイナー。彼の作るキャラクターは大人気で、社会現象まで巻き起こしていた。しかし現実の彼は、メイド喫茶勤務の亜衣(あい)を遠くから眺めるだけの純情オクテ青年。そしてその亜衣には重大な秘密が!?亜衣をより魅力的な女の子にするために、マコトの壮大な挑戦がはじまる!

<書店員のおすすめコメント>今や人工知能”AI”の時代。この先も、いろんな分野で”AI"が活躍するときはすぐそばまで来ているかもしれません。こちらの作品の主人公・紺野マコトは売れっ子ゲームデザイナー。そんな彼の初恋の相手はなんと、ロボットだったのです・・・。人工知能とは、コンピューターを使って、学習・推論・判断など人間の知能のはたらきを人工的に実現したもの。感情を持っているのかと聞かれると、持っているようで持っていないようで、そんな存在だと思います。恋の相手がロボットだったことにショックを受けながらも、理想の女性を創るため、マコトは壮大なる戦いに挑みます。ロボットが感情を持ったとき、彼らは自分自身の存在に対してどう思うのか、どんな答えを導き出すのか、注目です。

  • 『わたしはあい(全3巻)』コマ
  • 『わたしはあい(全3巻)』コマ
  • 『わたしはあい(全3巻)』コマ
江戸川乱歩賞受賞作を漫画化!
脳男(全1巻)

<あらすじ>江戸川乱歩賞受賞のサイコ・ミステリーの傑作を、鬼才・外薗昌也が描き下ろし漫画化!心を持たない連続殺人鬼=脳男とは、何者なのか!?――連続爆弾事件の容疑者として逮捕された、謎の男・鈴木一郎(すずき・いちろう)。警視庁から、鈴木一郎の精神鑑定を依頼された精神科医・鷲谷真梨子(わしや・まりこ)は、彼こそが、心を持たない、脳だけの男、「脳男」であると知る。そして、脳男が、凶悪犯罪者を次々と殺し続けていることも! 神か? 悪魔か? 裁きの時が、近づく!

<書店員のおすすめコメント>人間なのに感情を持たない、超人的な運動神経、驚異的な記憶力。何もかもが規格外である謎の人物、通称”脳男”。彼の隠された秘密、悲しい過去。生田斗真主演で映画化もされた、江戸川乱歩賞を受賞した傑作を、外薗昌也先生が描き下ろし漫画化! サイコミステリーを、外薗先生はいかにして描くのか、ぜひご注目ください。

『脳男(全1巻)』コマ

関連作品

  • ご注意事項
  • ※本ページに掲載している連載中作品の巻数は、2018年10月時点のものです。