<あらすじ>高校のひとり応援団として奮闘してきた福田新一(通称フク)は、野球部の敗退でその活動を終え大学進学を目指し上京。そこでぼったくりに引っかかったところを先輩のウメに助けられた。そのお礼も兼ね、予備校に通いながら、フクはウメの勤めるホストクラブで働きつつ、恋や人生に頑張る人たちを応援することになる
<書店員のおすすめコメント>ホストと応援団。相性の悪そうなこの組み合わせをうまく漫画にしたことが、この作品の重要なポイントだったかと、今になって思います。女性の関心を引き付けて喜ばせるホスト&それぞれの事情を持つ新宿の人々と、人のよいところを見つけて応援する主人公のフク。どちらも観察力がないと嘘くさくなりますよね? 著者がその後に「人間描写が巧み」と言われるようになった、その才能が見て取れる。人の描き方はこのころから見事です。