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二ノ宮知子

二ノ宮知子(にのみや ともこ)――5月25日生まれ。埼玉県秩父郡皆野町出身。1989年デビュー。2004年、「のだめカンタービレ」で第28回講談社漫画賞少女部門を受賞。同作は社会現象的ヒットとなり、2006年から2010年にかけてたびたびテレビアニメ化・ドラマ化・映画化など多数のメディアミックスがなされた。酒豪としても知られ、ファンからは敬愛を籠めて「所長」と呼ばれることも。

(お酒は3杯までと決めてます/30代/女)

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二ノ宮知子先生の全10作品を掲載!

徹底的取材で有名な二ノ宮先生が次に描くのは「宝石」
七つ屋志のぶの宝石匣(1~8巻)
表紙『七つ屋志のぶの宝石匣(1~8巻)』 - 漫画
七つ屋志のぶの宝石匣(1~8巻)
【連載誌】Kiss

<あらすじ>あの大ヒット作『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子最新作! テーマは「宝石×質屋」!! 東京下町の老舗・質屋を舞台に、宝石のオーラが見える質屋の娘・志のぶ(しのぶ)とイケメン宝石外商・顕(あき)が織りなす、キラッキラの人間ドラマ。新・二ノ宮劇場の開幕です!!

<書店員のおすすめコメント>2001年当時、二ノ宮先生が「質屋のはなし」と「音大のはなし」の新連載の企画2本のうち、どちらが良い?と元編集担当に聞いたところ、「音大のはなし」(いわずもがな『のだめカンタービレ』)の連載が決まったというエピソードがあります。企画から約15年、『のだめカンタービレ』から約4年の歳月を経て「質屋のはなし」が連載となり、本作『七つ屋志のぶの宝石匣』が生まれたのでした。
毎回徹底的な取材と勉強を行うからこそ、どんなジャンル(クラシック音楽、農業、パソコン)でも「専門的な内容をわかりやすく伝える」ことと「独自の世界を築きあげる」ことの2つが両立するのが二ノ宮ワールド。
質屋を舞台に「宝石」が導く奇譚をお楽しみください。

『七つ屋志のぶの宝石匣(1~8巻)』コマ
まんがから「クラシック音楽」が聴こえる名作ラブコメ
のだめカンタービレ(全25巻)
表紙『のだめカンタービレ(全25巻)』 - 漫画
のだめカンタービレ(全25巻)
【連載誌】Kiss
第28回講談社漫画賞

<あらすじ>カプリチオーソ(気ままに気まぐれに)カンタービレ(歌うように)。不思議少女・野田恵(のだめ)の奇行を見よ!

<書店員のおすすめコメント>累計発行部数3,700万部を超え、国内外で実写TVドラマ化、映画化、アニメ化、劇中で取り上げられた楽曲を収録したCDの発売など、2000年代にクラシック音楽の一大ブームを巻き起こしたベストセラー作品。
ピアノを楽譜通りに弾くことができず、さらには汚部屋で暮らし奇声を発する不思議少女・野田恵(のだめ)と幼少のトラウマから海外に飛び立てず、独学で指揮法を勉強するオレ様・千秋真一。
まんがから「音」が聴こえるわけがないのに、演奏シーンでは「音楽が聴こえる」描写がされているところをぜひお楽しみください。ふたりが織りなすハーモニーは果たして…!?

『のだめカンタービレ(全25巻)』コマ
天才だって苦労してます!? 常人不在のドタバタ日常劇
天才ファミリー・カンパニー(全6巻)
表紙『天才ファミリー・カンパニー(全6巻)』 - 漫画
天才ファミリー・カンパニー(全6巻)

<あらすじ>天才高校生・夏木勝幸の将来の夢。それはハーバード大学に留学し、経済界のスーパーエリートとして活躍すること。しかし、母親の良子の再婚をきっかけに、勝幸の「サクセス計画」は大きく揺らぎ出すことに…。自称小説家で収入ゼロの父親・荘介、大自然と限りなくお友達の弟・春。新たな家族となった彼らが、勝幸にもたらすものとは?時代を超えて輝き続けるパワフル・ヒューマン・コメディー、待望の文庫化!

<書店員のおすすめコメント>二ノ宮知子といえば「天然野生児に振り回される天才エリート」。…という評価が確立したのは『のだめ』以降であることとは思いますが、『のだめ』以前の作品である『天才ファミリーカンパニー』もまた、タイトル通りに天才と野生児のドタバタコメディが描かれます。
しかしながら、そこは当時デビュー5年目の粗削りな二ノ宮知子。主人公・勝幸を含む登場人物のほぼ全員が何らかの尖った才能を持ち、だいたい全員が性格的に野生児という、まさに天才モンスターパニックの様相を呈しています。
けれど、そんな天才たちも凡人と同じように悩みを持っているし、社会という大きな権力の荒波の前にはその才を発揮する場を奪われたり、利用されるだけされて捨てられることもある……。そんな悲哀と、でもやっぱり天才だから逆境をなんとかしちゃう爽快感。ジェットコースター感満点のエンターテインメントです。

  • 『天才ファミリー・カンパニー(全6巻)』コマ
  • 『天才ファミリー・カンパニー(全6巻)』コマ
「オーバークロック」。それは冷却と熱暴走のあいだの駆け引きだ。
87CLOCKERS(全9巻)

<あらすじ>名門の英孝音大に通いながらも、周囲のやる気満々モードに馴染めない一ノ瀬奏。しかしある日、雪の降る中アパートの前に裸足で佇む美女・ハナに心奪われた奏は、彼女が全てを捧げるディープな世界に巻き込まれていく。“PCのF1レース”OC(オーバークロック)で一念発起した草食男子の運命は!?

<書店員のおすすめコメント>2010年代というスマホ時代に現れた本格ガチPCカスタマイズバトル漫画、それが『87CLOCKERS』です。
本作のテーマとなる「オーバークロック」とは、1秒でも早く、1コマでも滑らかにPCを動かすためにCPUやメモリといったパーツにかける電圧を調整して、処理能力を上げる。電圧を上げると激しく発熱してしまい、熱すぎるとオーバーヒートして動かなくなるので、風や水、液体窒素(!?)などで冷やす。冷やし過ぎても凍り付いてしまうし、一気に電圧を上げすぎると冷やしきれずに爆発してしまう……
こじつけかな?と思わないでもないですが、PC用語を恋愛のそれに置き換えると男女の駆け引きにも似ているような気が……しませんか?
ひたすら機械をいじる中で育まれる生身の人間の奇妙な関係、絶対に新感覚をお約束します。

  • 『87CLOCKERS(全9巻)』コマ
  • 『87CLOCKERS(全9巻)』コマ
二ノ宮先生のお父さんの実家はぶとう畑!農家ラブコメ!
GREEN(全4巻)
表紙『GREEN(全4巻)』 - 漫画
GREEN(全4巻)
【連載誌】Kiss

<あらすじ>農業命のマコトさん、マコト命のワコちゃんふたりで愛の種をまきましょう!調理師修業中の都会っ子ワコちゃんが農村の王子様マコトさんに激ひとめぼれ!!「お手伝い」を自称しながらマコトの農作業のジャマばかりしているワコ。小さく芽生えた恋の苗、収穫の日は来るのでしょうか?

<書店員のおすすめコメント>趣味は畑仕事という二ノ宮先生。「この熱い想いをまんがにせんでおくべきか―――!!」と思い、はじめることになった本作。だが「食うのに勇気がいるよーな野菜」しか作れなかったため、農家(プロ)を取材することに。田舎を取材しても、現地の食、地酒、アクティビティに時間を費やしてしまい、結局は実家がある秩父を取材、舞台にすることとなったというエピソードも面白い。
旦那がおいしい野菜をつくり、嫁が調理師免許保持でそれをおいしく料理する…理想にみえるカップルと思われますが、そこは二ノ宮ラブストーリーのドタバタ感が良いエッセンスになっています。二人の恋は成熟するのか…?ぜひその目でご確認ください。

『GREEN(全4巻)』コマ
連載デビュー作品!他の漫画家が原稿を落として連載につながった
トレンドの女王ミホ(全5巻)
表紙『トレンドの女王ミホ(全5巻)』 - 漫画
トレンドの女王ミホ(全5巻)
【連載誌】Kiss

<あらすじ>今どきバブル漫画で悪いか!?お蔵入りしていたハズの、二ノ宮知子初期作品が堂々復活!吉田美保(よしだ・みほ)、21歳。日本でいちばんイケてる女子大生(と自分が思っている)。なのに、なぜか貧乏な彼氏と、つぶれそうな木造アパートでラーメン食べてたりする……。苦境にめげず強欲だけをとりえに、恐るべき執念で流行を追いかけ、嵐のように去っていった、伝説の「トレンドの女王(自称)」が21世紀に復活!!今こそバブルを笑いとばせ!!!!

<書店員のおすすめコメント>世界中のトレンド=流行を追いかけ、最先端を走りたいボンビー女子大生を描いた二ノ宮先生の連載デビュー作品。1990年代前半のバブル時代真っただ中を描いており、「ディスコのお立ち台」「ハイレグの水着」など当時だからこその娯楽文化やファッションはもちろん、今では当たり前の「カラオケBOX」「海外旅行」などを題材に読み切りの形式で綴られている。
バブルを生きた諸先輩方は「懐かしいなあ」と感じていただけるし、そうでない人も「へえ…バブルってこんなかんじだったんだあ」と当時を知るきっかけになって楽しめる作品です。

『トレンドの女王ミホ(全5巻)』コマ

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