<あらすじ>群馬県の県立高校に通う拓海(たくみ)は車についての知識なんてほとんどない普通のとうふ屋の息子。ある日、拓海は親友の樹(イツキ)と共に、バイト先の先輩である池谷(いけたに)の走り屋チーム・秋名スピードスターズの走りを見に行くことに……。するとそこに赤城最速といわれる高橋兄弟が率いるチーム・赤城レッドサンズが現れ、秋名スピードスターズに挑戦を申し込んできた!!地元で負けるわけにはいかないと燃える池谷だったが……!?
<書店員のおすすめコメント>1995年から2013年まで「週刊ヤングマガジン」で連載された、走り屋たちの熱い公道バトルを描く作品。通称「イニD」。数々のメディア化を果たし、アニメ・OVAをはじめ、実写映画も。2014年夏には3部作となる「新劇場版 頭文字D」が公開されるなど、今なお熱い人気の作品です。ハチロクやRX-7FDに乗って、群馬県の峠をモデルに秋名や赤城で繰り広げられるバトルが実に熱い!暗闇の山中、いつの間にか背後に現れる「ハチロク」!自分のマシンの方が高性能なのに、何故か追いつかれてしまう…。ぞっとするようなテクニックと潜在能力で、ライバルたちを次々に圧倒する姿は読んでいてスカッとします!高橋涼介・啓介の2人、高橋兄弟率いる赤城レッドサンズや、妙義ナイトキッズの中里、庄司など魅力的なキャラクターも多数登場。不敗伝説を持ち、常に頂点に君臨し続けていた赤城の白い彗星・高橋涼介と、挑戦者である拓海の1戦は手に汗握って読んだ方も多いはず。世代を超えて永遠に愛される伝説の名作です!
<あらすじ>西暦202X年。車の自動運転が普及した日本。そんな時代に、公道の自動車レースが開催されていた。世界中で人気を集めるレースの名はMFG。ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなど最速を誇るマシンが次々に参戦していた。一方、イギリスのレーシングスクールを卒業したドライバー、カナタ・リヴィントンは、ある目的を果たすため日本に帰国するのであった。新公道最速伝説、ここに開幕!
<書店員のおすすめコメント>202X年、自動車の生産が中止された世界で再び生まれたモータースポーツ「MFG」。主人公のカナタはイギリスからの帰国子女。行方不明の父親を捜して来日しMFGに出場するのですが、その正体はなんと「悲運のラリースト」藤原拓海の教え子で…!?MFGのエクゼクティブオーガナイザー、謎の人物「リョウ タカハシ」や藤原拓海のその後も人生も少しづつ明らかに…と、イニDファンにはワクワクする展開が止まらない今作。少し天然でクールな主人公が上位ランカーを圧倒し次々と抜き去る姿は、藤原拓海の伝説を思い起こさせます。イニDとは舞台も車も違うけど、公道レースの熱さやしげの秀一先生作品の魅力そのままにさらにパワーアップした現代の『頭文字D』。『MFゴースト』今後も大注目の作品です!
<あらすじ>北稜高校で出会ったバイクに魅せられた男女4人。750cc(ナナハン)でロードをぶっちぎるワイルドな巨摩郡(こま・ぐん)だが、ブリッ子タイプの伊藤歩惟(いとう・あい)にはなぜか弱い。レーシングチームを持つ社長令嬢の一ノ瀬美由紀から筑波サーキットへ誘われたグンは、愛機CBで筑波に向かう!サーキットを熱狂させた伝説のヒーロー・巨摩郡の挑戦を、しげの秀一がフルスロットルで贈る感動のバイク巨編!!
<書店員のおすすめコメント>1985年に講談社漫画賞受賞も受賞した今作。熱すぎるレースシーン、ヒロインの伊藤歩惟との恋、そして永遠のライバル・秀吉との関係、目指すべき目標…とすべてがそろった作品です!なんといってもバイクのシーンは大迫力。走りをストレートかつリアルに描いており、当時は多くのバイク乗りがそのカッコよさに影響を受けたそうですね。前半はストリート、後半は舞台をサーキットに移して繰り広げられる熱闘。疾走感がありテンポの良いストーリーの中に、人間ドラマや熱い青春がぎっしり詰まっています。特に秀吉と鈴鹿4時間耐久レースを経てからのエピソードは涙なしには語れません。世界GPチャンピオンになるという目標に向かって強い意志を持って突き進むグン。数々の困難を乗り越えて最速を目指す姿は、バイク乗りもそうじゃない人も、逆境に立ち向かう熱い気持ちを取り戻せます。グンの世界への挑戦をぜひご覧ください!
<あらすじ>さあ、JK野球だ! 青春スポ根ギャルギャル漫画、誕生! 『頭文字D』『高嶺の花』のしげの秀一、次なる舞台は女子高生野球! 主人公・桜木繭(まゆ)は関東女学院に通う高校2年生。ある日、彼女はギャルの道に見切りをつけ大好きだった野球に戻ることを決心する。天才ピッチャーとウワサされる繭は、一体どんな球を投げるのか! まったく新しい野球漫画が開幕する!!
<書店員のおすすめコメント>登場人物は、スタイル抜群のギャルである主人公、まゆをはじめかわいらしい女の子ばっかりなのに、キャラクターの性質は少年漫画そのもの。スポ根ならではの関係性が楽しめます。また、女子高生ならではの葛藤や嫉妬など、描かれる人間関係にも注目です!主人公のまゆは楽しいことが大好きで、一度野球から離れてギャルの道を突き進む(!?)も再度チームに戻ります。どこまでも自由でどこまでもマイペース。それゆえにチームメイトから反感も買うのですが、マウンドの上ではキッチリ仕事をするところは悔しいけれどかっこいい!半年もブランクがあるのに何故かめちゃくちゃ好球を投げられたり、ふざけているようでハッとするような一言でチームをまとめたり。チームの中の「エース」の仕事は誰にでもできることじゃないんです。圧倒的な才能と、顔とスタイルと…とすべてを持ってるまゆと、そんなまゆと共に歩むチームの物語。しげの作品の新たな一面を楽しめる作品です!
<あらすじ>瑞々しさ200%!Thisisリアル“歳の差”ラブストーリー!!――売れない漫画家・多村幸一(たむら・こういち)は別れた妻と再会するはずの思い出の地で、金髪ギャル・高嶺花(たかね・はな)と出会う。その別れしな、多村はクルマにひかれそうに!恐怖を感じた多村は友人の探偵・大崎(おおさき)に相談するも、なんの手がかりもなかった。そこへ貴重な情報をもらしてくれたのが、花だった――。『頭文字D』のしげの秀一が描くラブ&ミステリー!
<書店員のおすすめコメント>『頭文字D』連載終了後手掛けた連載作品がこちら。今までの青春モノやバトルものとは一味違った作品。冴えない中年漫画家・多村(通称タムくん)が金髪ギャル・高嶺花(たかね はな)と出会い、付き合うまでを描く物語。今までの作品とはかなり毛色が違いますが、これはこれで面白い!スタイルが超絶よくて顔が可愛くて明るくて、飲みっぷりも食べっぷりもよく、程よいワガママで自分を振り回してきて…。そんな花にどっぷりハマってしまう多村。序盤、自分はさえないオジサンだから…と恋に弱気なのですが、花を見ていてどんどん強く惹かれてゆき、前に進もうと日々を懸命に過ごすのです。花の事を想う日々は浮かれたり沈んだり、楽しかったりイライラしたり。なかなかうまくいかないおじさんの恋愛模様を描く今作は、全く新しい恋愛マンガです!
<あらすじ>青春ロケット発射!!『バリバリ伝説』『頭文字D』などのビッグヒットを放ちつづける“青春クリエイター”しげの秀一が描き出す、高校アスリート&ラブストーリー!南陵(なんりょう)高校陸上部の北村高志(たかし)は、同じ陸上部の親友・池田典明(=ノリ)のカノジョ・工藤晶(しょう)のことをひそかに想っていた。しかしその美少女が、「実はほかに好きな人がいる」と打ち明けてきて……!?恋に部活に、誰よりマジな陸上部員たちの青春物語――ハッシャ!!
<書店員のおすすめコメント>しげの先生の描かれる恋愛模様ってどうしてこうも胸に迫るものがあるんでしょう…好きな相手のはずなのに、向き合うことが怖くなったり、まっすぐ相手を見れなくなったり。今作は南陵高校陸上部で繰り広げられる青春ストーリー。北村高志、池田典明を中心に、陸上部での勝負と恋愛模様がリアルに描かれます。しげの先生の描くキャラクターはどこか未熟でみんな答えの出ない問を抱えているように思えます。その様子があまりにも人間らしくリアリティがあり、読んでいて心惹かれるポイントです。教師のと禁断の恋、好きだからこそ、恋愛においては下手を打ってしまう不器用さ…などなど、相手を想うあまりに生まれた緊張感が読んでいてバシバシ伝わってくるのですね…。ライバルや仲間との関係や、一筋縄ではいかない恋愛模様など青春ド真ん中のこの作品、ノスタルジーを感じまくること間違いなし!
<あらすじ>“青春クリエイター”しげの秀一が描き出す、オトコ心をせつなくさせる傑作ラブコメディ!!高校生活最後の夏、同級生のちはるから告白を受けてしまった俊彦(としひこ)、18歳。自分の気持ちがわからないまま、ちはると付き合いはじめてしまうのだが……バイト先のリゾートホテルで、東京から来た美しい娘・真亜理(まあり)と出会ってしまい……!?リゾートならではのスポーツ、カーチェイス、そして恋――。青春は、止まらない!
<書店員のおすすめコメント>距離感が切ないラブコメディ。主人公の俊彦がは、自分の気持ちもわからないままにちはると付き合い始める。しかし、東京から来た真亜理と出会い、恋に落ちてしまう。どこか不器用なところがあって、それでも一生懸命で…という部分はしげの先生の描かれるキャラクターに通ずる魅力。俊彦も、自分じゃ恋敵にかなわないとわかっていても意地やプライドがあって、諦められなくて。報われることもあればどうしようもないこともあるけれど、そんな男の想いが詰まっているからこそこんなに胸に迫るものがあるのだなあ…としみじみ思いました。ラストは切ない終わり方なものの、そんなこともあったね…、と青春の1ページを思い返しているような感覚になる作品です。
<あらすじ>潜在的な波動(ウエーブ)を持つ格闘の天才、その名は“将”。彼の闘いは、ある朝突然、始まった!!不気味な雰囲気をもって転校してきた“結城”。彼は学園内で結城グループを作り上げ、グループの優位を絶対的なものとするため、将の友人でもある秀樹をも叩き潰す。しかも、彼の裏にはまだ正体の見えぬ黒幕の姿が見え隠れし……。そして、将との闘いが始まる。今、朝霧高で何が起きようとしているのかっ!?
<書店員のおすすめコメント>高校が舞台の格闘モノかと思いきや、不思議な「力」を使い敵と戦う、王道少年漫画的なストーリー。主人公の将が、力の使い方を徐々に理解しその潜在能力を解き放っていきます。将はしげの先生の描く主人公の中でも一際かっこいい男です。同年代からも憧れられ、その強さに不良に目を付けられ…強くクールであり続ける将は主人公の鏡です。また、しげの先生の作品はどれもセリフやモノローグが魅力的。ぐっと物語に引き込まれ、印象的なシーンの数々に気が付けば夢中で読んでしまっていました。しげの先生の作品の中では珍しくファンタジー要素が強く、人類滅亡を望む闇の組織との闘い、ヒロイン・志織とのラブロマンスなど、全3巻の中に要素がぎっしりつまった読み応えのある一作。もっと続きが読みたいと思わせられる隠れた名作です!