59才、失くした物と得た物

59才、失くした物と得た物

著:有村月

【幻冬舎グループ主催『第2回 短編エッセイコンテスト』大賞受賞作】59歳、女性の人生の大きな変化の時期を、丁寧に描いた珠玉のエッセイ。結婚して35年。小さな不満の積み重ねで、熟年離婚もチラツキはじめたそんな頃、夫が肝臓の病気で倒れた。コロナ禍、59歳11ヵ月で夫は何の言葉も残さず逝った。夫の病気発覚以前からくも膜下出血で入院していた母も失い、相次ぐ喪失に打ちのめされる。息子たちも独立し、完全な「おひとりさま」となった。60歳直前、自分の仕事も定年退職を迎える時期だった。突然家族を失う戸惑い、悲しみ、怒りから、悩みながらも徐々に「おひとりさま」を楽しむ決意を固めていくまでの心情を、ときにユーモラスに、正直に、丁寧に、心のありのままを描く。妻であり、母であり、娘である女性の人生の大きな変化の時期を、前向きに乗り越える力をくれる一冊。

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