愛がぼろぼろ

愛がぼろぼろ

爪切男 著

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『クラスメイトの女子、全員好きでした』『死にたい夜にかぎって』の著者、初の小説。僕が住む町の外れに、変わり者の太ったおじさんが住んでいる。学校では不審者扱いされていて、僕もふざけて「ゴブリン」なんてあだ名をつけてしまった。悪いことをしたと思ってる。だってゴブリンだけなんだ。僕の頭を撫でてくれるのは。お母さんは家を出て行っちゃったし、お父さんは毎日僕を殴るから――。少年と中年のくだらない日常が、心の傷の在処を教えてくれる。自らの過去を投影して描いた、悲しくも笑顔になれる、自分だけの愛を探す物語。

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ジャンル
文芸
出版社
中央公論新社
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