広重と女八景

「七夕の晩、また君恋橋で逢おう」と男から錦絵を渡された女。その話を聞いた絵師は、落款から己の描いた絵だと気付き、二人の邂逅を見届けたいと二十数年ぶりに彼の地へ向かう(「小金井橋夕照」)。名所絵の依頼を受けた歌川広重が「江戸近郊八景」を描く道すがら、人々の抜き差しならぬ恋模様を覗く傑作八篇。『恋々彩々』改題。〈解説〉細谷正充

ジャンル
歴史・時代
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公文庫
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