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猟奇歌 夢野久作歌集
何故に草の芽生えは光りを慕ひ心の芽生えは闇を恋ふのかわが胸に邪悪の森あり時折りに啄木鳥の来てたゝきやまずも***故郷・福岡で、のちに代表作となる幻魔怪奇探偵小説『ドグラ・マグラ』を執筆する合間――夢野久作が手帳に綴り、雑誌に発表した短歌連作「猟奇歌」。発表以来、独自の言語感覚で静かに読者を魅了し続けてきたその本篇と、関連作品を初めて一冊にした文庫オリジナル。〈巻末エッセイ〉寺山修司【目次】猟奇歌[巻末資料]日記よりナンセンス(随筆)夢野久作の死と猟奇歌――吸血夢想男「猟奇歌からくり」夢野久作という疑問符――寺山修司
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