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舞台芸術入門 ギリシア悲劇、伝統芸能から現代劇まで
喜怒哀楽を操り、共同体を再生させ、時に神や亡霊をも呼び出す舞台芸術の魅力は如何に生み出されるのか。ギリシア悲劇を範とし、オペラやバレエへと拡散していく西洋演劇史を踏まえつつ、能、文楽、狂言、歌舞伎といった日本の伝統芸能や中国の京劇、バリ島の舞踏も取り上げ、その真髄を鮮やかに描き出す。自らも演出家として活躍した演劇研究の泰斗が、歴史・理論・実作を一本の線で結ぶ入門書の決定版。解説・平田オリザ*本書は、1996年に放送大学教育振興会より刊行された『舞台芸術論』を再編集し、改題のうえ文庫化したものです。【目次】はじめに第1章 演劇 この多様なるもの第2章 劇場の系譜第3章 劇場とその機構――システムとしての劇場第4章 演じる者の系譜第5章 稽古という作業第6章 劇作の仕組み第7章 悲劇と運命第8章 喜劇と道化第9章 近代劇とその対部――前衛の出現第10章 東洋演劇の幻惑(一)第11章 東洋演劇の幻惑(二)第12章 前衛劇の地平第13章 理論と実践――世阿弥の思考第14章 オペラとバレエ――新しいキマイラ第15章 舞台芸術論の現在おわりに解説参考文献
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