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永井紗耶子
直木賞作家が描く、明治開国の仏を巡る群像200年の間、固く閉ざされていた扉。それはフェノロサと岡倉天心の手によって開かれた――飛鳥時代に聖徳太子の姿を模して造られたと言われる、法隆寺夢殿・救世観音像。その厨子は鎌倉時代以降、固く閉ざされ、扉を開けば直ちに仏罰が下ると信じられていた。「金のために秘仏を見せるというのか」「支援がなければ、法隆寺はもう保てません」国内では廃仏毀釈の嵐が吹き荒れ、しかし、欧米では東洋美術が評価され始めている。近代化と伝統の狭間で揺れる明治時代に、秘仏開帳に関わったものたち、それぞれの思いとは。直木賞作家が描き出す歴史群像劇の傑作。
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