
日本では年末の演奏が恒例となっている、楽聖・ベートーヴェンの交響曲『第九』。2018年6月1日には日本での初演奏から100年という記念すべき日を迎え、また現在までの聴衆者は世界で10億人を超えるとも言われている。しかし、合唱部『歓喜の歌』の歌詞の“本当の意味”を知る人は、世界中を見回しても少ない。今日まで、『歓喜の歌』の歌詞はキリスト教的な意味での神を称えていると考えられてきたからである。そこに異を唱えるのが、ドイツ人研究家の著者、マンフレッド・クラメス氏である。ベートーヴェンが生きたヨーロッパ近世の時代背景を丹念に考証し、ドイツ語の歌詞を入念に調べ解釈すると、まったく違った意味合いが浮かびあがってくるのだ。神秘のベールに包まれた、ベートーヴェンが伝えたかった“真実”とは果たして?その真実は、それを知る人間に「無限の喜び」を与え、より深い充足感と心の安らぎを約束する。
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2025/3/31 23:59 まで有効
歌詞から第九が丁寧に読み解かれている。歌詞のドイツ語の意味を知ったうえで演奏を聴けるとまた楽しさが増すと思う。また第九の歴史、日本での第九の初演(坂東俘虜収容寺での演奏)についても詳しく取り上げられて...
第九の解説だが、ベートーヴェンの内面と合唱部分の歌詞にフォーカスしていて、曲には殆ど言及はない。その分音楽には詳しくなく楽譜も読めないと言っていい僕には読みやすかった。音楽関係の本にはよく出てくる楽譜...