
2025年の干支は実に奥深い生き物だった。ヘビと聞くと、人々はどんなイメージを持つのだろう。「怖い」「嫌い」という感情を抱く人もいるだろうし、「細長い」「ニョロニョロしている」「毒牙がある」といった生物学的な特徴を思い浮かべる人もいるだろう。神話や伝承のエピソードから「ずる賢い生き物」を連想する人や、同様の理由から逆に「神聖な生き物」と考える人もいるかもしれない。このようにヘビという生き物は、人間に様々な想像をかき立てさせる。ところが、人間は「生き物としてのヘビ」のことをあまり知らない。「手足がないのになぜ前に進めるのか?」「ヘビの頭と胴体と尻尾は何が違うのか?」「ペットとして飼ったら懐いてくれるのか?」──そんな素朴な疑問に答えられる人は多くない。本書では、日本で唯一のヘビ専門研究所「ジャパン・スネークセンター」の研究員たちが、この不思議で奥深い生物について、さまざまな角度から解説する。時には話がニョロニョロと脱線し、“蛇足”のような逸話も盛り込みつつ、ヘビの魅力を語り尽くす。彼らが「主役」となる2025年を控え、必読の一冊!※この作品はカラーが含まれます。(底本 2024年12月発売作品)
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2025/3/31 23:59 まで有効
大変勉強になる一冊で、ヘビに対する解像度が高まり、ヘビへの興味を一層掻き立てられた。特に毒と血清の事情のところについては学びが多く、実際の現場に携わっていなければ知ることが中々難しいであろうことを知ら...
全世界で約4100種を数えるヘビの生態のあれこれを解説し、さらに全体の2割程度を占める毒ヘビのその毒の種類などについて深掘りし、それからヘビにまつわる事件(違法飼育事件、脱走事件、咬傷事件など)を紹介...
1位のヒト、2位の蚊に次いで3位となる。ヒトを殺した生物ランキング。毒を持つのは全体の2割。恐れるのは本能なのか。違法に飼育して、逃げ出す事件は過去に何度も。飼っても懐くことはない。それでもやっぱりこ...