魔女の檻

魔女の檻

[村で次々起こる凶事は魔女の呪いなのか?]雪が降ったのなら、あんたたちみんな、これから死ぬよ。呪いの村に連続する怪死。この村の秘密は、絶対に見抜けない。その村を見おろす山からは、かつて魔女とされた女たちが突き落とされて死んだ――。現在、村は実業家ティオンヴィル氏によって所有され、平穏を保っていた。だが、新たに赴任した警察署長ジュリアンは、この村は何かおかしいと疑いはじめる。実在しない作家について執拗に図書館に訊ねる老人。子供が騒いで寝られないと苦情をよこすバス運転手。2年前に羊を殺戮し、直後に怪死を遂げた羊飼い。そしてこの村には、ありとあらゆる場所に監視カメラがあるのだ……。エスカレートしてゆく怪事、死んでゆく村人たち。ジュリアンと部下たちの奔走もむなしく、雪の降る夜に恐怖はクライマックスを迎える!『魔王の島』で日本のミステリ通を驚愕させた鬼才が、ふたたび放つショッキングな真相。果たしてこの村に隠された秘密とは――?

ジャンル
ミステリー
出版社
文藝春秋(文芸)
掲載誌/レーベル
文春文庫
提供開始日
2024/10/9

この作品をシェアする

Xでポスト
閉じる
開く