第48期棋聖戦七番勝負　一力　遼×井山裕太　迫真の写真と観戦記でたどる激闘（読売新聞アーカイブ選書）

勝負の世界の厳しさ、激しさ、そして美しさ――。本書は2024年1月からスタートした第48期棋聖戦七番勝負を、膨大な数のショットから厳選した写真約250枚と、激闘の様子を伝える観戦記で詳報するものだ。三連覇を狙う一力棋聖に棋聖奪還を目指す井山王座が挑むさまを記録する本書は、囲碁という競技の奥深さをも浮かび上がらせる。23年に本因坊、天元を奪取し三冠となった一力棋聖。かたや、16年には囲碁界初の七冠を達成していた井山王座。熱のこもった戦いが予想された通り、対局は3月の第7局までもつれ込み、最後は一力棋聖が勝利した。本書の一番の見所は、両棋士の様々な姿を捉えた数々の写真だ。対局室にはリモート撮影可能なカメラを複数設置。以前なら撮ることができなかった対局中の棋士の表情、動きなどを高い臨場感のまま収めた。眼鏡の奥からのぞく一力棋聖の鋭い眼光、思わず天を仰ぐ井山王座……。また、碁盤を挟む二人の背に広がる庭園や、将棋の竜王戦でも話題になった対局中の「おやつ」、両棋士が少し息を抜いた瞬間などの写真もある。観戦記は1局ごとに13譜、計91譜を収録。熱戦の様子を逐一報じる。目　次　|contents |第１局2024年１月11、12日ホテル椿山荘東京（東京都文京区）対局フォト＆観戦記第２局同年１月20、21日法相宗大本山　興福寺（奈良市）対局フォト＆観戦記第３局同年１月27、28日日光　千姫物語（栃木県日光市）対局フォト＆観戦記第４局同年２月８、９日宮城県知事公館（仙台市）対局フォト＆観戦記第5局同年２月15、16日三日月シーパークホテル勝浦（千葉県勝浦市）対局フォト＆観戦記第７局・就位式まで収録

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