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著者:栗原康
なぜ、まったく自由を感じられないのか?カネ、人間関係、国家、社会。数々の支配と強制の理屈を『超人ナイチンゲール』著者が打ち砕く!アナキズムとは、「支配されない状態」を目指すことだ。“自由で民主主義的な社会”であるはずなのに、なぜ私たちはまったく自由を感じられないのか? 息苦しくなるほどに、束縛を感じてしまうのはなぜか?この不快な状況を打破する鍵がアナキズムだ。無支配、無強制という視点で社会契約論から洗い直し、所有概念等を再考、さらにパリ・コミューンやロシア革命の正負両面を検証。無支配、無強制という視点から過去の思想と実践をわかりやすく振り返りつつ、現代社会の数々の「前提」をアナキズム研究者が打ち砕く、無支配の思想史!■友情とは、コミュニケーションを爆破するということだ■ルイズ・ミシェル。パリ・コミューンで大活躍した女性は石油放火女と呼ばれた■新自由主義の精神は「小さくまえへならえ」にすぎない■契約も交換も自明のことなんかじゃない。神を突破せよ、この世界を罷免してやれ■一番たちが悪いのは、民主主義の名のもとに憲法制定権力をたちあげることだ。■現代はインフラが権力となっている■なんどでも、権力の脱構成をやってやろう■社会契約をクーリングオフせよ■戦闘的退却主義という方法※本書は2018年7月に小社より刊行された『何ものにも縛られないための政治学 権力の脱構成』を、正題を改題の上、加筆修正したものです。【目次】新書版はじめに第一章 社会契約って、いつむすんだの?第二章 自由をぶっとばせ 第三章 革命はただのっかるだけだ第四章 革命はどうやっちゃいけないのか?第五章 ゼロ憲法を宣言する おわりに主要参考文献
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