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安藤渉(著)
※本書は2023年3月に日本橋出版株式会社より刊行された『神の社は何故そこに ~東経135度47分の神秘~』を電子化したものです。国生み神話の舞台である伊弉諾神宮に建てられている石碑『陽の道しるべ』は、伊弉諾神宮からみると春分・秋分には伊勢神宮から対馬国一宮である海神神社へ、夏至には諏訪大社から出雲大社へ、冬至には熊野那智大社から高千穂神社へそれぞれの方角から太陽が昇って沈むことを示しています。 これが事実であれば、太陽の運行を示す方角の遠く離れた場所に神社を建てる技術が太古の時代にはすでにあったことになりますが、これは凄いことだと思いませんか?この内容が正しいか、理系の研究者である著者が現代の技術で科学的に検証します。そして、日本最古の書である古事記に登場する神々と、それら神々を祀る神社の位置との関係を紹介します。 さらにその検証の過程で示された東経135度47分という経度を『すめらぎの路』と名付けましたが、この南北の路を日本人が太古から現代まで、知らず知らずのうちに大事にしてきた事実を明らかにします。 この本は何故、京都は東に史跡が集中しているのか、何故、伊勢の神宮には内宮と外宮があるのか、何故、その地にポツンと神社があるのかのヒントになるかもしれません。そして、最後まで読むと日本という国が神々に見守られているような不思議な気持ちとなる―そんな体験を楽しんでください。
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