鹿鳴館の花は散らず

鹿鳴館の花は散らず

植松三十里(著)

8

明治初期、近代国家としてスタートしたばかりで、東洋の小国に過ぎなかった日本にとって、国際的地位の向上は急務だった。公家の娘として生まれた榮子(ながこ)は、岩倉具視の長男に嫁ぐものの、若くして死別。最後の佐賀藩主で侯爵、外交官だった鍋島直大と再婚し、その美貌と気品で「鹿鳴館の花」と讃えられるほど、外交面で活躍する。しかし、鹿鳴館外交は条約改正に至らず、榮子は自分の役目を模索し――。

みんなの感想
ジャンル
文芸
出版社
PHP研究所
閉じる
開く
  • 6回使える70%OFFクーポン(上限・条件あり)