
実は性格が悪かった『竹取物語』のかぐや姫。夫への独占欲と嫉妬心にもがき苦しんだ『蜻蛉日記』の作者。華やかな女性遍歴ののち、人間の業に苦しみ、中年男性として成熟していく光源氏。『大鏡』が描く、胆力があり薄情な権力者・藤原道長。「どのみち死ぬなら、やってみる」というチャレンジ精神を思い起こさせてくれる『今昔物語集』の人々。人間の姿を生き生きと描き、千年たってもまったく色褪せることのない平安時代の文学作品は、現代の私たちに役立つ知恵と勇気の宝庫だ! 今をよく生きるための古典文学入門。
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2025/3/31 23:59 まで有効
山口仲美先生の国語学の授業を、大学のとき毎週、楽しみにしていました。
この本は、平安時代の古典を現代の私たちにより身近に感じさせてくれる良書です。
読み解き方が興味深く、原典にあたりたくなります。...
ただの物語ではなく、そこから生き方を学べるんだという新しい視点を提供してくれた。
古典の面白さの新たな一面が見られてとても満足した