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河野 洋平 著/聞き手 読売新聞東京本社編集委員 伊藤俊行
新自由クラブ旗揚げ、自社さ政権樹立など、政局の転換点となる出来事に数多く関わり、衆院議長として歴代2番目に長い在任記録(2029日)をもつ「保守・ハト派」のベテラン政治家が、引退後75歳で半生を振り返った読売新聞のインタビュー連載「時代の証言者 保守・ハト派 河野洋平」(2012年9~10月)を電子書籍化。1937年(昭和12年)神奈川県に生まれ、戦後公職追放となっていた父・一郎氏(元農相)が、叔父・謙三氏(元参院議長)の選挙を手伝って逮捕されたエピソードなども語られる。早大卒業後、商社に就職したものの、父の急死を受け30歳で衆院議員に初当選。1976年のロッキード事件を機に自民党を離党し新自由クラブを結成したが、10年で解党して自民党に復党する。1993年に政権交代が行われた後は、初の野党としての自民党総裁に就任し、1994年に当時の社会党、新党さきがけと連立政権を組んだものの、その後党内情勢により首相となることを断念した心境も吐露している。一方で長年務めた外相、衆院議長として平和外交に心を砕き、理想を求めてきた政治家としての思いも語る。昭和末期から平成に至る激動の政治史を当事者として見た貴重なオーラルヒストリーとなっている。(1)走り続け 衆院議長2029日(2)公職追放で農作業の毎日(3)日ソ国交回復 父が奔走(4)米の大学生と政治家論(5)フルシチョフ会談に同行(6)初出馬 ミスターも助っ人(7)ハト派 原点はサイパン(8)参院改革貫いた叔父(9)綱領見直し挫折 離党へ(10)「新自由クラブ」6人で船出(11)新党初陣 躍進18人当選(12)「40日抗争」幻の連立(13)自民と連立 主張譲らず(14)「消費税反対」の誤解(15)諭されて官房長官に ほか
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