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張本 勲 著/聞き手 読売新聞東京本社運動部 荒井秀一
東映や巨人などで活躍し、鮮やかな「広角打法」で3085本の日本プロ野球最多安打記録をマーク、引退後はテレビ番組で口にした「喝!」でも人気を博した張本勲氏が、野球人生を振り返った読売新聞のインタビュー連載「時代の証言者」(2009年1月~2月)を電子書籍化。韓国人の両親のもと広島市で生まれ、4歳で右手に大やけどを負ったが、母親へのある思いから、野球選手になってからもそのハンデを誰にも語ることはなかったという。引退後、初めて手を見た川上哲治・元巨人監督が驚き、涙ぐんだというエピソードや、5歳で被爆して以来、ずっと原爆症の不安におびえてきた心情などを明かしている。杉浦忠、稲尾和久らライバル投手について敬意をもって語る一方、打席に入った選手への「ささやき戦術」で有名だった野村克也氏とのやり取りや、王貞治氏との「OH砲」で1976年、長嶋茂雄監督率いる巨人を優勝に導いたことなど、昭和のプロ野球のエピソードが満載。スクイズのサインを見落とし、長嶋監督に厳しく叱責された出来事なども打ち明けている。また、大沢啓二・元日ハム監督とのコンビで人気になった「あっぱれ!」「喝!」の掛け合いの裏話なども語っている。目次イチローとならいい勝負/右手のハンデを克服/原爆の恐怖と悲しみ 今も/左投げ転向 野球の道へ/プロ野球選手にあこがれ/プロ2戦目の初安打/水原監督から精神教育/度胸で4連勝 日本一/ワンちゃんのお陰で改心/バントで新記録達成/後輩の大杉 二冠達成/大投手「杉浦・稲尾・米田」/打撃の必須3条件/巨人移籍「OH砲」誕生/ファンあってのプロ野球/長嶋監督の野球への情熱/母の目の前で3000本目/WBC 私ならこの打順/死ぬまで「喝!」 ほか
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2024/11/30 23:59 まで有効
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