わたしの本はすぐに終る 吉本隆明詩集

わたしの本はすぐに終る 吉本隆明詩集

吉本隆明

3,025円(税込)
クーポン利用で2,269円獲得する

戦後思想界の巨人・吉本隆明の本質は詩人だった。吉本はまず私家版の詩集『固有時との対話』(1952年)、同じく私家版詩集『転位のための十篇』(1953年)で、まず詩人として歩みはじめる。その後、武井昭夫との共著『文学者の戦争責任』(1956年)に収められる戦前の左翼文学者の「転向」問題を扱う評論を発表しはじめることで、文壇や論壇でも知られるようになっていく。その後も吉本隆明は文芸評論家や思想家としての仕事と並行して詩の創作をつづけ、抒情、論理、抽象、追憶、喜怒哀楽…読むものを惹きつけてやまぬ、まさに豊穣というほかない世界を作り上げたのだった。本書は、著者自撰の『吉本隆明全集撰 1 全詩撰』(1986年)の後半部分(前半は文芸文庫既刊『吉本隆明初期詩集』に収録)を占める「定本詩集4」「定本詩集5」「新詩集」「新詩集以後」という1950年代半ばから80年代まで書き継がれた詩作群、70年代~80年代の雑誌連載をもとにした『記号の森の伝説歌』『言葉からの触手』という2冊の著作、90年代に雑誌掲載された「十七歳」と「わたしの本はすぐに終る」という2篇の詩で構成される。講談社文芸文庫既刊の『吉本隆明初期詩集』と併せ、吉本隆明による詩の世界を集大成するものとなっている。

ジャンル
文芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
講談社文芸文庫
提供開始日
2024/03/08

この作品をシェアする

Xでポスト
閉じる
開く
一番お得なクーポン

クーポン利用で【25%OFF】2,269円(税込)で購入できる! 4回利用可能

25%OFFスペシャルクーポン

2024/11/28 23:59 まで獲得可能

クーポンを変更する