食う寝る坐る 永平寺修行記(新潮文庫)

食う寝る坐る 永平寺修行記(新潮文庫)

野々村馨

28

その日、僕は出家した、彼女と社会を捨てて――。道元が開いた曹洞宗の本山・永平寺。ひとたび山門を潜れば、そこは娑婆とは別世界。東司(トイレ)にも行鉢(食事)にも厳格な作法がある。新入りは、古参僧侶に罵倒され、規矩を徹底的に叩き込まれる。さらに坐禅に日々打ち込んだ末、30歳の著者が会得したものはなにか? 雲水として修行した一年を描いた体験的ノンフィクション。(解説・柳澤桂子)

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ジャンル
エッセイ
出版社
新潮社
掲載誌/レーベル
新潮文庫
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