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庄野潤三
庄野潤三32歳から44歳までの13年間、1953年~1965年にかけて発表されたエッセイ137篇を初出順に収録。庄野は生涯に10冊の随筆集を刊行している。第14巻には1953年から1965年にかけて、文芸誌や新聞等に発表されたエッセイ137篇を初出順に収めているが、それらの作品は後日、随筆集に収録され単行本化された。当巻収録作品は、随筆集『自分の羽根』(1968年刊)より77篇、『クロッカスの花』(1970年刊)より20篇、『庭の山の木』(1973年刊)より28篇、『イソップとひよどり』(1976年刊)より10篇、『御代の稲妻』(1979年刊)より1篇、『野菜讃歌』(1998年刊)より1篇である。1953年は庄野一家が大阪から東京へ引っ越した年で、1965年は代表作『夕べの雲』の単行本が刊行された年、おおよそ、作家としての本格的な出発を果たしてから「山の上の家」での生活を描いた『夕べの雲』が書かれるまでの時期に発表したエッセイ群となる。解題は監修を務める日本文学研究者・上坪裕介氏が担当。付録としてエッセイ作品「昔も今も」「多摩の横山」の生原稿冒頭等を収録する。※この作品は一部カラーが含まれます。
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