琥珀の夏

琥珀の夏

辻村深月

1,100円(税込)
182

見つかったのは、ミカちゃんなんじゃないか――『かがみの孤城』『傲慢と善良』の著者が描く、瑞々しい子どもたちの日々。そして、痛みと成長。かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、少女の白骨遺体が見つかった。ニュースを知った弁護士の法子は、無騒ぎを覚える。埋められていたのは、ミカちゃんではないか――。小学生時代に参加した<ミライの学校>の夏合宿で出会ったふたり。法子が最後に参加した夏、ミカは合宿に姿を見せなかった。30年前の記憶の扉が開くとき、幼い日の友情と罪があふれ出す。解説・桜庭一樹※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

この作品をシェアする

Xでポスト
閉じる
開く