恣意性の哲学

恣意性の哲学

四方一偈

990円(税込)
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なぜ、人は自分勝手にふるまってしまうのか? 才気溢れるのに、愚かなことをしでかす生き物「人間」。その本質を成す「恣意性」の淵源に、市井の哲学者が迫る! 通り魔。クレーム魔。はき違えた「自由」。戦争。世の中で「やりたいようにふるまう」「己の思うままに行動する」ことが横行している。社会的な生物であると同時に、「個」でもある「人間」という存在。個が好き勝手に生きることで、社会には軋轢が生じ、集団のストレスが増していく。「恣意的」であるとはどういう状態か。どこまでが許され、何が問題となるのか。著者は、ソシュールやプラトン、デカルト、ハイデッガーといった哲学者・社会学者の著作に立ち返り、哲学的な視点から現代の「個と社会」の在り方について考察する。才気溢れるのに、愚かなことをしでかす生き物――わがままで「恣意性」に満ちた生き物「人間」の本質にせまる一書。若い世代に向けて、現代的な視座に立った「生きた哲学」の入門書の登場だ。

ジャンル
学術・学芸
出版社
扶桑社
掲載誌/レーベル
扶桑社BOOKS新書
提供開始日
2023/09/01

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