
公安警察
<日本国家の治安維持を担う、密やかで特殊な警察>「非公然のスパイ組織」「国家の諜報機関」「陰謀結社」「特高の末裔」……一般社会が「公安警察」に求めているリアルは、エンターテインメントとして割り切っている方も多いが、事実とはなはだ乖離した現代の神話、あるいは怪談話である――。かつて中の人として、約20年警察官僚を勤め上げた著者はこう述べる。盗聴、潜入、証拠のでっちあげ、ハニートラップなど、国家的治安維持のためなら何でもアリ!このようにとらえられる彼らの素顔は、明解な法令と厳重な秘密の内側にあった。生態、内情、真の目的とは?元警察官僚の本格ミステリ作家がその実像を浮き彫りにする。世の暴露本には記されてこなかったファクトのすべて。
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