扉

「尻を傾けて、見せてさしあげなさい」見知らぬ4人の男たちの目の前で、一糸まとわぬ姿をした笹生充はその言葉に頬にさっと朱を掃いた。ある郊外の屋敷の中で夜な夜な行われる秘密の商談。これに自ら参加を決心した充は、沖浦に男を受け入れる身体になるよう調教を受けてきた。信じられないほど恥ずかしい恰好をさせられ、全身を嬲られ続ける想像を超える日々。全てはこの夜のために。沖浦の容赦のない命令に、覚悟を決めて充は腰を傾けた。そして秘密の商談が始まる――。

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