卍どもえ

卍どもえ

辻原登 著

1,100円(税込)
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時代と向き合い、社会を書く、ということ。現代日本最高峰の作家は、〈平成〉を舞台に何を描き出すのか――。人の世が綾なす芳醇の最新作!〈解説〉阿部公彦あらすじ――東京・青山にデザイン事務所を構える瓜生甫と妻のちづるは、セックスレスの関係にあった。ちづるはある日、知人に紹介された年下のネイリスト塩出可奈子に誘われて、性愛の関係を結ぶ。また甫には、旅行会社のプランナー中子毬子と古い付き合いがある。毬子の夫・中子脩は語学学校の経営者だが、女性関係が派手で夫婦の仲は冷えて久しい。中子夫妻は自宅のパーティーに瓜生夫妻を呼び、そこでちづるは毬子と意気投合する。後日、ちづるから毬子を紹介された可奈子は、毬子も誘って三人でホテルに行かないかと、ちづるに提案する――。都会の喧噪の中で交わされる、優雅で淫靡な秘密のささやき。錯綜する彼らの思惑がたどり着く先とは。

ジャンル
文芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公文庫
提供開始日
2023/02/21

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