韓国併合 大韓帝国の成立から崩壊まで

韓国併合 大韓帝国の成立から崩壊まで

森万佑子 著

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日清戦争の結果、朝鮮王朝は清の「属国」から脱し大韓帝国を建国、皇帝高宗のもと独自の近代化を推進した。だが帝国日本は朝鮮半島での利権を狙い侵食。日露戦争下、日韓議定書に始まり、1904~07年に三次にわたる日韓協約によって外交・財政・内政を徐々に掌握し、10年8月の併合条約により完全に植民地化する。本書は日韓双方の視点から韓国併合の軌跡と実態を描く。今なお続く植民地の合法・不法論争についても記す。<目 次>序 章 中華秩序のなかの朝鮮王朝第1章 真の独立国家へ―1894~95年     1 日清戦争の勃発     2 甲午改革     3 宗属関係の終焉第2章 朝鮮王朝から大韓帝国へ―1895~97年     1 閔妃暗殺、露館播遷     2 「皇帝」即位の熱望     3 大韓帝国の成立第3章 新国家像の模索―皇帝と知識人の協和と不和 1 独立協会の結成     2 皇帝のロシア接近と独立協会の反対     3 独立協会の強制解散第4章 大韓帝国の時代―皇帝統治の現実と限界     1 儒教宗主の専制君主     2 皇帝国の文化第5章 保護国への道程―日露戦争前夜から開戦のなかで     1 大韓帝国の外交     2 日韓議定書     3 第1次日韓協約の締結第6章 第2次日韓協約の締結―統監府設置、保護国化     1 欧米の承認、皇帝への強要     2 調 印     3 ハーグ密使事件第7章 大韓帝国の抵抗と終焉―1910年8月の併合へ     1 一進会と義兵運動     2 南北巡幸と伊藤博文の思惑     3 韓国併合条約の締結終 章 韓国併合をめぐる論争―歴史学と国際法

ジャンル
学術・学芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公新書
提供開始日
2022/11/11

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