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和久井清水
鷽替(うそかえ)、付子(つけこ)、盗蜜(とうみつ)… 江戸の「鳥」たちをめぐる謎の答えは? 血のつながらない兄妹が営む、江戸の飼鳥屋(かいとりや)「かなりあ堂」。妹・お遥(はる)の過去を知る人物が現れて―― 書下ろし連作時代ミステリー! 〈講談社時代小説文庫〉 江戸の飼鳥屋「かなりあ堂」を兄と二人で営むお遥。血のつながらない兄妹はそれぞれ辛い過去を持っている。馴染みの棒手振りの太助の様子がおかしいと気づいたお遥は、持ち前の行動力を発揮して原因を探る。やがて彼女の過去を知る人物が現れて――。「鳥」が謎をよぶ連作時代ミステリー。〈文庫書下ろし〉 【主な登場人物】 お遥【はる】 「かなりあ堂」の看板娘。齢十七。商売に不向きな兄を何かと手助けしている。徳造【とくぞう】 お遥の兄。小さな飼鳥屋を妹と二人で営む。ある事件で実の家族を亡くした過去を持つ。伊織【いおり】 鳥見組頭・八田家の嫡男。鳥見役として御鷹場の御用をしている。飼鳥屋に出入りする。お佐都【さと】 大名平岡家の女中。鳥好きのお方様のため鳥の世話に明け暮れる。飼鳥屋の客の一人。
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