
日本では1000万頭近い猫が飼われているといわれますが、その多くが腎臓病で亡くなっています。猫に塩分を控えた食事をさせて日々気をつけていても、加齢とともに腎機能は必ず低下してしまいます。そんな猫の腎臓病の原因は、これまでまったく不明でした。そんななか、宮崎徹先生が血液中のタンパク質「AIM(apoptosis inhibitor of macrophage)」が急性腎不全を治癒させる機能を持つことを解明しました。猫は、このAIMが正常に機能しないために腎臓病にかかることもわかったのです。このAIMを利用して猫に処方すれば、腎臓病の予防になり、猫の寿命が大幅に延び、現在の猫の平均寿命である15歳の2倍である、30歳まで生きることも可能であるとされています。──これは、愛猫家にとっては、とてつもない朗報です。さらに、AIMは、猫だけでなく人間にも効き、また腎臓病だけでなくアルツハイマー型認知症や自己免疫疾患など、これまで〈治せない〉と言われていた病気にも活用が期待されます。本書は、最新医療の研究現場のリアルを伝えます。
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2025/3/31 23:59 まで有効
AIMとは血中タンパク質
健康時のAIMはAIM+lgM 2つが結合している
人の病気前兆が始まった時のAIMはAIMとlgM 2つの結合離れAIM+体内のゴミが結合し、この状態を貪食細胞が食べゴ...
とても良かった!!!
全てのねこ飼いさんに読んでもらいたい本。
少し前に「AIM30」というキャットフードのCMを見て「猫が30歳まで生きる?!」と驚いた記憶があり、図書館でたまたま本書を見かけて読ん...