写経入門

写経入門

田中塊堂

990円(税込)
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「真心をこめて綴れば、その一字ずつが仏になっていく」。七世紀末、仏教流通のための経典書写から始まった写経は、信仰の拠り所となり、室町時代には文字を護摩符として服用するのが流行るほど 霊験あらたらかものでした。何故これほどまでに、写経は日本人の心を虜にできたのか。そのはじまりや写経所作の歴史的意味、一七字詰めの理由や 美しい書体バランス考察や毛筆の選び方・使い方まで、ていねいに説明。仏教や日本文化を深く知るための「写経」という知見を、現代仮名書壇の基礎を築いた名書家が、豊富な手本図版とともに細やかに披露する。この底本は1971年、創元社より刊行されました。文庫化にあたり、巻頭カラー頁を図版解説項へ移し、付録頁を「講談社BOOK倶楽部」内『写経入門』サイトへ移行しています。目次 1 写経とは 2 感謝の生活 3 神と仏 4 神仏混淆ということ 5 信仰と信念 6 清浄心 7 写経のはじまり 8 写経の方式 9 写経の作法 10十七字詰の解 11写経の用度 12写経の順序 13願文の書き方 14皇室と写経 15観音さま 16心経の略説 17心経の書写文字 18学習にはーー手本のこと 19筆写体と辞典体 20細楷の練習法 21装幀について 22所用料紙数の概算 23文人墨客の写経 24写経と私 図版一覧 図版解説

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
講談社学術文庫
提供開始日
2022/08/10
ページ数
228ページ

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