夜空の琴

夜空の琴

串田孫一

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【内容紹介・目次・著者略歴】人生論や哲学のみならず、山岳文学、画集、小説、翻訳など多岐にわたるジャンルで活躍した著者の、エッセイ集。この著者の心には科学者と芸術家が同居していて「もの」を見たり考えたりするとき、科学者と芸術家は一つになる。不思議な才能だ。北天の夜空に煌めく琴座のヴェガも、さまざまな四季の事象も、動物も植物も、山も街も--あらゆる有形無形の対象が著者の麗妙な筆にかかると、中世の錬金術師のように、たちまち美しい芸術作品に仕上げられてしまう。【目次】午前の光黄金の蝙蝠写真二つの器速達帝塚山の朝午前の光夜の九時交響曲第三番三本の管稽古夏と音楽美術品西風ドゴーダ幼稚園古い日の姿訪問フランス人の匂い毛糸電話の声食べる姿弁当頓死街鉄骨鳥はなぜ歌う自然歩けない道放送原稿額泥人形名刺湖畔の宿変身譚西風の歌西風の歌夜の扉新しい駅街の鳩私の娘小刀母の日記半切高級車包装波止場春を摘むカタログ高地牧場色紙またたび人造湖山の泉靴粘土の手鼠の足音旧友蝶番運搬目覚めよと修理と治療小遣帳花婿修行交番設計図見学厳禁残雪贋夫婦断末魔教師贈物外国語火傷と指紋長靴顔蒐集拾いもの朗読舞台短脚車暗闇泥棒レモンの葉文房具休憩季節の散歩道啓蟄花だより街の緑原っぱ飯桐年ごとの緑田植雨の街郭公の挨拶六月蚊夏雲線香花火散歩道夕暮の川草原の朝磯の昼街の日暮貝の箱秋口初秋の日記赤い実欅晩秋の訪問初冬の蒲公英転調曇った元日火鉢外套冬暖かき海辺後記串田 孫一1915~2005年。詩人、哲学者、随筆家。東京帝国大学文学部哲学科卒。上智大学、東京外国語大学で教鞭を執る。著作は、詩集のみならず、人生論、哲学書、画集、小説、翻訳など多岐にわたっている。創文社の山岳雑誌『アルプ』の責任編集者も務めた。著作には、『漂泊』『音楽帖 詩集』『南京玉の指輪『光と翳の領域 随想集』『文房具』『自然の断章』などがあり、100冊をゆうに超える。主著は、詩集『羊飼の時計』、随筆集『山のパンセ』など。

ジャンル
エッセイ
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書
提供開始日
2022/07/15
ページ数
321ページ

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