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村岡典嗣
【内容紹介・目次・著者略歴】文献学として、そして思想史として、日本の思想を捉えなおす。仏教、武士道、儒学、キリスト教、蘭学、国体思想、明治維新などを概観する。日本思想史への本格的入門書。【目次】序凡例第一部 日本思想史研究序論序説第一編 日本思想史の学問的指向序説第一章 Philologieの意義および本質第二章 日本文献学としての本居学第三章 Wissenschaftとしての歴史第二編 日本思想史の研究方法序説第一章 文献学的段階第二章 歴史学的段階第三章 研究方法の実行第三編 日本思想史の問題序第一章 日本思想史の時代的区画観と各期の特色第二部 日本思想史概説〔太古・上古・中古〕序論 日本思想史の語義、概念及び学問的指向第一章 国体思想の淵源第二章 儒教佛教の学習と十七条憲法第三章 大化の改新と万葉精神第四章 中古に於ける教養観〔美的教養観の底流〕第五章 新佛教と神道理論第六章 道義の覚醒(神皇正統記・武士道)第七章 吉利支丹と批評的精神第八章 儒学の革新(日本的儒学・国史・垂加神道・心学)第九章 国学と蘭学第十章 国体思想の発揚(平田学・水戸学)結論第三部 日本思想史概論〔中世・近世・明治〕第一編 中世思想史第一章 中世思想史序論第二章 中世思想史への準備第三章 鎌倉時代の思想序第四章 中世思想の本質とその史的発展第二編 近世思想史序説 近世思想史の文化的背景と時代的区劃第一章 啓蒙時代第三編 近世文学思想史序論第一章 啓蒙時代第二章 元禄時代の一第三章 元緑時代の二第四編 明治維新之思想史的意義序説第一章 明治維新の思想史的性格とその研究の意義第四部 日本思想史概論 儒佛耶三教及び神道交渉の見地より観たる序論第一章 純神道第二章 儒仏及び神道交渉の初期第三章 本地垂迹説とその神仏交渉史上の意義第四章 中世に於ける神道論の諸相 第五章 吉利支丹宗の流通とその教化的意義第六章 排佛と神儒の一致的傾向後記附表村岡 典嗣1884~1946年。歴史学者。広島高等師範学校教授、東北帝国大学法文学部教授を歴任。早稲田大学哲学科卒業。独逸新教神学校卒業。専門は、幅広いが、特に日本思想史。主著として『日本思想史研究』がある。著書に、『本居宣長(1 2)』(前田勉校訂)『東洋哲学史 日本第1部』『日本神道の特質』『日本文化史概説』『素行・宣長』『続 日本思想史研究』『日本思想史研究 全5巻』など、編書に、『新編 日本思想史研究 村岡典嗣論文選』『吉利支丹文学抄』『本居宣長全集 1~3 25、26』など、訳書に、ヴィルヘルム・ヴィンデルバント『ヴインデルバント近世哲学史(第壱)』(共訳)ルイ・オウギュスト・サバティエ『宗教哲学概論』(共訳)ヴィルヘルム・ヴィンデルバント『近世哲学史(上巻)』(共訳)などがある。
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