市民法の理論

市民法の理論

原島重義

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【内容紹介・目次・著者略歴】「民法理論の古典的体系とその限界」「民法における「公共の福祉」概念」など、民法学の巨匠による市民法に関する論文18編を収録する。【目次】はしがき凡例第一部 市民法論の構想第一章 民法理論の古典的体系とその限界第一節 問題の提起 第二節 古典的体系の素描 第三節 限界の意味 第四節 主観的権利論の限界 第五節 法律行為論の限界 第六節 結語第二章 法と権利に関するひとつの試論──民法学から第一節 権利の「生成」と「衰退」 第二節 法の性質と権利 第三節 市民法の変質と権利第三章 なぜ、いまサヴィニーか第一節 はじめに 第二節 「古典」理論への視座 第三節 古典理論の「批判」的検討 第四節 古典理論と現代の法現  第五節 古典理論の法規範性質論と現代の権利論 第六節 むすび第四章 法的判断論の構想──来栖・三部作によせて第一節 はじめに 第二節 「擬制」は現実を再生する 第三節 擬制論は普遍の置き去りか 第四節 「擬制」は「全体的直観」に基づく 第五節 おわりに第五章 競争秩序と民法──赤松美登里助教授を惜しむ第一節 はじめに 第二節 民法の研究と経済法の研究 第三節 民法学における競争秩序法研究の必然性 第四節 独占禁止法と民法との連結 第五節 おわりに第二部 信義則・権利濫用論第一章 民法における「公共の福祉」概念第一節 問題の提起 第二節 規範具体化と規範創造の機能 第三節 規範具体化の意味 第四節 規範創造の社会的意味 第五節 「公共の福祉」の所有階層化機能補論 信義則論ノート第一節 はじめに第二節 信義則論の具体的考察第二章 軍事基地用地の「賃貸借」と民法規範──とくに最高裁「板付」判決を中心として第一節 視点の設定(判例研究の方法論)第二節 最高裁「板付」判決の具体的検討 第三節 むすび補論 所有権の濫用──最高裁板付基地事件判決再論第三章 債務の一部不履行と債権者の反対給付義務第一節 はじめに 第二節 検討の対象 第三節 債務の一部不履行と債権者の義務 第四節 当事者双方の責に帰すべき事由による履行不能 第五節 むすび第三部 権利・民事違法論第一章 ドイツにおける権利論の変質第一節 日本民法理論の変質 第二節 ドイツ民法理論における権利の変質 第三節 結語補論 権利論の存立と変質・放棄原島 重義1925年生まれ。法学者。九州大学名誉教授。九州大学法学部卒業。専門は、民事法学。著書に、『法的判断とは何か 民法の基礎理論』』『民法学における思想の問題』『市民法の理論』などがある。

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書
提供開始日
2022/07/15
ページ数
759ページ

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