国民安全保障国家論 世界は自ら助くる者を助く

国民安全保障国家論 世界は自ら助くる者を助く

船橋洋一

1,899円(税込)
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ロシアの侵略と戦うウクライナの姿は、日本人に「安全保障」の現実を教えてくれた。 コロナ危機で米中対立が激化し、ウクライナ危機で”米国ブロック”と”中国・ロシアブロック”の対立へと拡大しつつある。さらに、気候変動に伴うエネルギー危機も重なる。今ほど安全保障の枠組みが根底から揺さぶられている時代はない。 今こそ日本の「国の形」と「戦後の形」のありようを検証し、安全保障と危機管理の観点から、新たな安全保障の構想を描かなければならない。 その中でひとつ、確かなことがある。コロナ危機とウクライナ危機を通じて、私たちが突きつけられた厳しい現実である。 自分たちを守ることができない社会は生き残れない。 自分の国を自分たちで守れない国は生き残れない。 天は自ら助くる者を助く。 明治開国の時、日本の国民は独立自尊の精神を学んだはずだ。その精神を改めて噛みしめねばならない。【目次】序章 ウクライナ危機とコロナ危機:世界は自ら助ける者を助く第1章 ウクライナの悲劇第2章 米中「新冷戦」と日本の選択第3章 経済安全保障政策の戦略課題第4章 “グリーン大動乱”とエネルギー危機第5章 「強い社会」が決する国々の興亡第6章 「長い平和」のマジックが消える第7章 「民間臨調」が総括した「日本モデル」の虚構と真実第8章 日本の敗戦:「フクシマ」と「コロナ」第9章 「ワクチン暗黒国家」:日本の不作為第10章 コロナ危機が問いかけた自由と民主第11章 国民安全保障国家論終章 時代はわれわれに何を求めているか

ジャンル
ビジネス
出版社
文藝春秋(文芸)
掲載誌/レーベル
文春e-book
提供開始日
2022/09/15

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